映画「黒執事」VISUAL BOOK (ファンブック)

【短期集中】2014年 実写化漫画のヒット予測!――その4『黒執事』

映画「黒執事」VISUAL BOOK (ファンブック) 19世紀のロンドン。名門ファントムハイヴ家の若き当主・シエルは、実業家のほかに“英国の敵”を始末する裏の顔をもっていた。彼が保有する最強戦力は美形の超万能執事・セバスチャン。正体は悪魔というセバスチャンは“ある契約”によってシエルの従僕となり、日常業務から敵殲滅まで、あらゆる業務を完璧かつスマートに片付けるのだった――そんなセレブコメディ&ゴシックホラーアクション漫画が、この2014年1月から実写映画として公開される。

作者の枢やな氏は元BL作家という経歴もあり、淫靡な雰囲気を漂わせる男性キャラクターを描かせたら天下一品。本作でもシエルやセバスチャンをはじめ、美少年&美青年キャラの造形と性格には男女問わずファンが多い。コミック累計販売数はすでに1400万部を超えているという。

実写版がもうすぐ公開ということもあって、公式サイトではスタッフ/キャスト紹介やPVが鑑賞可能。原作の舞台が英国なのに、実写版の雰囲気がやけにオリエンタルなのは、多くの設定変更がなされたからだ。時代設定は原作から130年後、舞台もアジアに移っており、そもそもセバスチャンの主がシエル少年ではない完全オリジナルのストーリーだという。セバスチャン役には本作が主演復帰となる水嶋ヒロさん、シエル少年に代わって彼の主となる汐璃(男装の少女)は剛力彩芽さんが演じる。

さて、公開前の評判はといえば……ネット上の反響を眺める限り少し手厳しいようだ。剛力さんを反射的に叩く層がネットには存在するため、ある程度は仕方ないことかもしれない。そこへ加えて設定レベルからの原作改変も不安要素の1つとされている。ただでさえ“人気コミックの実写化は難しい”と言われており、大きな設定変更があれば不安はひとしお。タイトルとキャラクター名以外はほぼ別物になってしまった迷作・ハリウッド版『ドラゴンボール』を思い出してしまう人も多いだろう。

そんな不安要素もあるが、記者としては一定の興行成績を残せるのではないかと予想している。まず公開されている予告動画・PVのクオリティがかなり高いこと。それにストーリー面でも、『黒執事』は原作者の許可を得て設定変更しているため、ハリウッド版『ドラゴンボール』の悲劇は繰り返さないだろう。また、キャストにつきまとうネガティブイメージは実際の演技で覆せばいいだけの話。原作のイメージをうまく新しい舞台へ落とし込むことができれば、十分な勝算はあるはずだ。2作あわせて50億円超のヒット作・実写版『NANA』を手がけた大谷健太郎監督ほか、製作陣の手腕に期待させてもらいたい。

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