HG 1/144 ビルドストライクガンダム フルパッケージ (ガンダムビルドファイターズ)

期待の新作!『ガンダムビルドファイターズ』第1話 速攻レビュー

HG 1/144 ビルドストライクガンダム フルパッケージ (ガンダムビルドファイターズ) 10月7日、テレビ東京系列で機動戦士ガンダムシリーズのTV最新作『ガンダムビルドファイターズ』が放送開始となった。第1話視聴の熱が冷めないうちに簡単なレビューをさせていただきたい。

ストーリーは公式サイトにもあるように、ガンダムのプラモデル(ガンプラ)を使用した実戦バトルゲーム「ガンプラバトル」が流行する近未来の物語。模型ショップの息子である主人公・セイは、ガンプラバトルで世界的な実力を持つ父親から卓越したプラモ作りの才能を受け継いだ。しかし肝心のバトルはからっきしで、誰と戦っても惨敗続き。落ち込んでいるセイは街角で自由奔放な少年・レイジと出会う。ひょんなことからレイジの“恩人”となってしまったセイは、素人ながらバトル面に非凡な才能を見せる彼とコンビを組み、来たるべきガンプラバトルの世界大会に挑む!

と、まあこのような導入の第1話だった。これまで34年にわたり10作以上が放送されてきたガンダムシリーズだが、この『ビルドファイターズ』にはTV版のガンダムとして初の試みが2点ある。

1つは「戦争」がテーマではないということ。連邦軍とジオン軍の“全面戦争”を描いた初代『機動戦士ガンダム』をはじめ、ガンダム同士の格闘技大会に国家の利権を賭ける“代理戦争”を扱った『機動武闘伝Gガンダム』、そして15年前の大戦争によって地球が荒廃した時代を描く『機動新世紀ガンダムX』――すべて何かしらの形でリアルに人が死ぬ“戦争”がテーマに関わっていた。ところが今回はプラモを使ったバトル作品のため、(少なくとも今の時点で)リアルに誰かが死ぬ要素はない。負けてもプラモが破損するだけだ。つまり作り手にとっては、キャラクターの死を使わずに感動や面白さを表現しなければならない。

2つ目の特徴は1体のガンダムに対し、同時に2人の主人公が関わるということ。従来作だと1体のガンダムを親子2世代が乗り継ぐことはあっても、今回のようなパターンは初めて。具体的には第1の主人公セイがメカニック(というかプラモ作成者)として、第2の主人公レイジがパイロットとして関わる形だ。おそらくこの先、2人は「ガンプラバトル」で戦い続けるうちに協力し、時にはケンカし、ひょっとしたら敵味方に別れて対決する状況も出てくるかもしれない。まだ少年の彼らがプラモの作成・操縦をしながらどう成長していくか、実に楽しみだ。

こうしたオリジナル色を出しながら、第1話はセイとレイジの出会い、初めて2人で協力して街の腕自慢(ちょっぴり嫌味なヤツ)を改造ガンプラ「ビルドストライクガンダム」で打ち倒すところまでが描かれる。親子で楽しむことを想定されているのか、過去のガンダム作品に出てきた機体をたくさん出して活躍させつつ、それらを知らない層にも十分見ごたえがあるように作られているのが好印象。また、バトルシーンの迫力はさすがサンライズ!と言うべきで、30年以上前の「RX-78ガンダム」や「ギャン」などが現在のアニメーション技術でぐりぐり動きまわるのは爽快。さりげなく歴代ガンダムの名ゼリフやキャラクターをオマージュしてみたり、とにかく全方位において隙がない。

最近のガンダムはよく分からない、もう結婚して子供もいるしガンダムを見る気にはなれない……そういう人にこそぜひ見て欲しい良作である。

【関連URL】
・公式配信ページ(放送後一週間は最新話を無料視聴できる)
http://gundam-bf.net/movies/

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