9月18日より劇場版が公開され、話題が再燃している『機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-』。関連書籍も多数刊行され、公開記念キャンペーンが開催中だ。
キャンペーン対象商品についてくる応募券2枚を添付して葉書で応募すると、抽選で100名にキャラクターデザイン・高河ゆんのサイン入り複製原画やHGダブルオークアンタなどが当たる。
対象商品などの詳細は キャンペーンサイト にて確認してほしい。
さて、今回お奨めするのはキャンペーン対象にもなっている『機動戦士ガンダム00 in those days』。
キャラクターデザインを勤めた高河ゆんが、ニュータイプなどの雑誌に発表した漫画を一つにまとめた短編集である。
高河ゆんは、今ではごく当たり前となった、同人誌からメジャーデビューした漫画家の魁(さきがけ)ともいえる存在。
極限まで情報量をそぎ落とした画面で叙情を描くスタイルは健在で、物語の本質を的確に射抜いている。TVシリーズや劇場版で描ききれなかったキャラクターたちの姿が補完されており、ファンは充分に楽しめる一冊だ。
個人的には刹那とマリナ・イスマイールの一瞬の邂逅を描く冒頭の一編がお気に入りである。
「マリナ・イスマイールはアザディスタンのものなのよ」
「あなただけが…アザディスタンの オレの国の姫だ」
といったセリフには、本編では接点が少なかった刹那とマリナの立場や二人の関係性が凝縮されているといえるだろう。
ちなみにネットの評価では最高と最低の両極端に分かれている劇場版本編も、筆者は純粋に楽しめた。
何が「ガンダム」で何がそうでないかを論じる用意は筆者にはない。あくまで個人的の意見だが「人類の革新」を望みながらそこに到達できない人々が、各自の正義を掲げて対立し、融和を目指して葛藤する姿に筆者は「ガンダム」の魅力を感じている。
それを一足飛びに実現してしまった刹那、そして00の世界はもはや「ガンダム」の枠組みを超えてしまった、といえるかもしれないが、一度は劇場に足を運んで鑑賞してほしい。
帯についてくる応募券と、現在発売中の月刊ニュータイプ10月号についてくる応募券を合わせて送ると高河ゆんデザインの図書カードセットがもらえる全員サービスもある。締切は10月8日。期日が迫っているのでご注意を。
