熊倉隆敏の新連載は「巨乳とモツ」!?

『もっけ』(全9巻)で人間と目に見えない「モノ」の交流を描き、高い評価を得た熊倉隆敏。
その待望の新連載が「アフタヌーン」11月号にて始まった。タイトルは『ネクログ』(※1)。

80年代にヒットした映画『霊幻道士』を思わせる世界(清朝末期の中国?)で、道士・胡(フー)と彼に仕える女性・白杏(パイシン)、そして白杏を慕うジャーナリストの宋(ソン)が活躍する物語だ(※2)。

常に笑みを絶やさず胡につき従う美女・白杏は僵屍(チィアンシー)。キョンシーとも呼ばれるいわゆる「動く死体」だ。胡の術によって肉体の腐敗を止められ、生前そのままの美しい姿を保っている。宋にとっては「憧れのお姉さん」ともいうべき存在で、彼女の魂を呼び戻して復活させるため胡に弟子入りをして使い走りをしながら術を学ぼうとしているらしい。

第一話の段階ではまだ登場人物の顔見せといったところで、時代背景や世界観の詳細は不明。(なので今後上記の説明に誤りが見つかるかも知れないがそこはご容赦を)
癒し系だった前作とはうって変わって、作者言うところの「巨乳やモツ」が満載の内容になりそう。いずれにしても熊倉隆敏の新たな代表作になることは間違いない。今後も注目したい作品だ。

※1)タイトルについて、本誌では漢字表記になっている。「死体」を現す「尸」と、「碌」という文字のつくりの部分(読みは『ロク』で『ネクロ+ログ=ネクログ』)なのだが、パソコンなどでは表記できないため編集部でもカタカナ表記で通しているとか。

※2)主人公・宋の読み方について、本編中のルビでは「ソン」だったが、アフタヌーン本誌巻末の予告編では「ツォン」と書かれている。今後統一されると思われるので、今回は本編中の表記に従った。

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