カラマーゾフの兄弟―まんがで読破

文壇の鬼才ドストエフスキー原作『カラマーゾフの兄弟』TVドラマ放送中

カラマーゾフの兄弟―まんがで読破 ■毎週土曜日23:10~ フジテレビ

<キャスト>市川隼人、斎藤工、林遣都、他

若者たちの葛藤を描く究極の心理サスペンスが今、迫り来る緊迫感とともに幕を開けた。

作中に含まれたあの思想をどうやって現代のドラマに映し出すというのか――。 この作品のメディアミックスを知った読者は皆、少なからずそう思ったのではないだろうか。19世紀後半のロシア、その戦乱と闇に支配されていた国で描かれた作品がいかに重く、奥の深いものか知らぬ人はいない。

『カラマーゾフの兄弟』は、フィヨードル・ドストエフスキーの作品の中でも名作中の名作と言われている。死の間際まで書き続けた鬼気迫るその作風は、推敲がないからこそ一瞬の輝きに溢れているのかもしれない。

本ドラマは原作と異なり、日本が舞台となる。兄弟は町の権力者・黒澤文蔵(吉田鋼太郎)の3人息子で、やがて寝室で殺されていた父親の容疑者として挙げられるのだ。それぞれ父親を殺す動機があったことを刑事に悟られていた3人は、深まる謎と家族という鎖に絡め取られていく。「本格ミステリー」という言葉だけでは言い表せない、原作を知っている読者にさえハラハラさせられる展開が待っている。

てっとり早く小説の概要を知りたい人は、2008年に刊行された『マンガで読破・カラマーゾフの兄弟』(イースト・プレス)を読むといいだろう。マンガであっても、小説の世界感を重視し“名作”を読みたいと思うなら、2010年からウェブコミック誌「スピカ」にて連載されている及川由美による『カラマーゾフの兄弟』がおすすめだ。繊細ながら独特の作画で描かれた及川の作品は、作品の雰囲気をとてもよく表している。そして、マンガとして面白いだけでなく、この壮大なストーリーのまとめ方がまた秀逸だ。こちらは幻冬舎よりコミック化もされていて、現在2巻まで刊行となっている。ちょっとでも気になった人は、ぜひ手に取って読んでみてほしい。

【関連URL】
・『カラマーゾフの兄弟』フジテレビ公式サイト http://www.fujitv.co.jp/brothers_karamazov/
・幻冬舎コミックス『カラマーゾフの兄弟』作品紹介 http://www.gentosha-comics.net/story/cat1625.html

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