ビブリア古書堂の事件手帖(1): 1 (アフタヌーンKC)

謎解きはあの古びた本の中『ビブリア古書堂の事件手帖』TVドラマ絶賛放送中

ビブリア古書堂の事件手帖(1): 1 (アフタヌーンKC) ■毎週水曜日21:00~ フジテレビ

<キャスト>剛力彩芽、AKIRA、田中圭、鈴木浩介、高橋克実、他

小説からマンガへ、マンガから実写へ――一つの名作がまた新たな産声をあげた。

筆者は同小説のファンである。ずいぶん飾り気のない文章で描かれるストーリーだと最初は思った。しかし、そこには幾重にも折り重なる人間ドラマが隠されているのだ。一見、何も起きていない日常の描写であってもページをめくる手が止められない。そんな魔力がこの小説にはある。そして、その作品のイメージを確立させるイラストには、作品そのもののノスタルジックな雰囲気が漂っている。筆者が小説を手に取るきっかけとなったのも、実はこのイラストの美しさだった。

月刊「ASUKA」(角川書店)で連載中のマンガは現在、第2巻刊行中だ。こちらも美しい作画で第1巻発売後たちまち10万部突破という快挙を成し遂げている。また、月刊「good! アフタヌーン」でも『チャイルド・プレイ』で人気を博した交田稜が同作を連載。同じ内容を同時進行させる意味が筆者には分からないが、それだけ各方面に需要があることだけは確かだ。交田氏が出掛けるマンガに対し、原作者・三上延は「非常に幸せなコミカライズ」だとコメントしている。

となれば、やはりドラマ化にも多大な期待がかかるのは当然だろう。豪華なキャスト陣にも期待が膨らみ、筆者は放送を心待ちにしていた。しかし、残念ながらこのドラマが『ビブリア古書堂の事件手帖』と言われても首を傾げてしまう。名もない真新しいドラマならこれはこれで面白い。原作に忠実なストーリーであるより原作の雰囲気を大事にして欲しかった、と言ってしまってはかなり個人的な意見になるだろうか。

ただ、初めてこの作品を知る人には、きっと楽しんでいただけるドラマであると思う。あらすじはあえてお知らせしない。何も知らないところから物語に入る、透明感のある不思議な世界を体感してほしい。

【関連URL】
・『ビブリア古書堂の事件手帖』作品公式サイト
http://biblia.jp/works/

・『ビブリア古書堂の事件手帖』フジテレビ公式サイト
http://www.fujitv.co.jp/biblia/

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