ファン待望! 『修羅の門』が月刊少年マガジンで連載再開

修羅の門(31) (月刊マガジンコミックス)

2010年8月号の月刊少年マガジンで大長編『海皇紀』連載を終えたばかりの川原正敏が、同誌11月号より『修羅の門』の新章をスタートさせることがわかった。新タイトルは『修羅の門 第弐門』。本日(8月4日)に情報が解禁され、各サブカル系ニュースサイトなどで報じられている。

『修羅の門』は陸奥圓明流という古武術をあやつる少年・陸奥九十九が主人公の格闘漫画。詳細はこちらの記事も参照してほしい。発行部数は3000万部、講談社漫画賞受賞、外伝『修羅の刻』アニメ化など華々しい経歴をもつ。“リアル路線”の格闘漫画ジャンルでは、おそらく最も成功した作品の1つだろう。また、1990年代から起こった古武術漫画ブームの火付け役ともいえる。

タイトル以外の詳細は不明だが、新章は連載中断までのブラジル編(第四部)からストーリーを引き継ぐことになるようだ。14年前の設定がそのままであれば、次に目指す敵の名はマエダ・ケンシン。彼は傭兵という設定のため、文字どおり次の戦場は銃弾とびかう“戦場”となるかもしれない。新たな舞台で陸奥圓明流は――九十九と仲間たちはどのように戦い抜くのだろうか。

さて、おしまいに蛇足ながら、新章での見どころをざっと挙げてみる。ずっと読み続けていたファンならばわりと共通認識のはずだ。

・軍隊格闘技とはすでに第四部で戦っているが、それを超えるバトルが描けるか?
・日本で決戦間近なライバル対決「神堂 vs 片山」のゆくえは?
・4つのうち2つしか登場していない最終技「四門」の3つめは登場する?
・わずかに言及されていた「九十九の父親」は誰なのか?
・連載中断の一因となった“読者からの批判意見”は作者の中で解決しているのか?

最後の項目は本当に蛇足だったが、だいたいこんなところだろう。いずれにしてもファンの期待を裏切らないサービス精神旺盛な作者だけに、わくわくしながら新展開スタートを待ちたいと思う。

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