アクアリウムがつなぐ縁『初凪ヒメリウム』

今回は芳文社「まんがタイムきらら」にて連載中の『初凪ヒメリウム』(鹿冬カト)を紹介します。

主人公は高校1年生の南条陽姫(なんじょう ひめ)。亡くなったお祖母ちゃんが愛用していた水槽を受け取り、アクアリウムに興味を持ったところから話が始まります。ただし陽姫の性格が少々(かなり)引っ込み思案なことから、クラスメイトの交流やアルバイトでの接客に、山あり谷ありの展開となっています。

そんな陽姫の手助けをするのが、アクアリウムショップ「minato」のオーナーである湊本胡桃(みなもと くるみ)。いい感じのお姉さんって形で仕事にプライベートに陽姫のフォローをしてくれます。ちょっと気になったのは「minato」の時給が1,500円であること。小売業の時給にしては高めですよね。「minato」って、そんなに儲かってるんでしょうか。

という感じで「女子高生」アンド「趣味」の展開で進んで行きます。最近の中で近い作品を挙げるとすれば、同じく「まんがタイムきらら」で連載中の『しあわせ鳥見んぐ』(わらびもちきなこ)でしょう。そんな『しあわせ鳥見んぐ』は文一総合出版のバードウォッチング情報誌『BIRDER』の2021年11月号でコラボしています。

そうしたコラボではないようですが、エムピージェーの「アクアライフ」9月号では『初凪ヒメリウム』の広告が掲載、そして「まんがタイムきらら」9月号に「アクアライフ」の広告が掲載されています。

アクアリウム自体はメジャーな趣味とは言い切れない面があるものの、少なからぬファンがいる分野であるのは事実。そんなファンを取り込めると良いなと思います。

直近の連載では、クラスメイトとの交流を深めた陽姫が趣味としてアクアリウムを始めたことを明かします。「まだ、言ってなかったのか!」と思ってしまいますが、元々人見知りの性格ですので、そんなものでしょう。クラスメイトもアクアリウムに興味を持ってくれたようですし、胡桃オーナーと合わさって、陽姫とともにアクアリウムに取り組む……となるのでしょうか。

というのは、アクアリウムって結構お金がかかるんですよね。連載当初の陽姫も万円単位のお金がかかるのを知って戸惑っています。私はベランダの鉢でメダカを飼っているので、そんな形であれば、ほとんどお金はかからないんですけどね。

叡山電鉄や定期船「とびしま」とコラボした『しあわせ鳥見んぐ』は、ストックも溜まりましたし、そろそろアニメ化もありそうと考えているのですが、どうなんでしょうね。それに続いて『初凪ヒメリウム』も長期連載になって欲しいものです。

【作品データ】
作品:初凪ヒメリウム
作者:鹿冬カト
連載:芳文社「まんがタイムきらら」連載中
刊行状況:1巻8月27日発売

【作品データ】
作品:しあわせ鳥見んぐ
作者:わらびもちきなこ
連載:芳文社「まんがタイムきらら」連載中
刊行状況:1~4巻発売中、以下続刊