週刊少年ジャンプ2026年4・5合併号(2025年12月22日発売)

■掲載漫画ピックアップ

●『ONE PIECE』(尾田栄一郎)
エルバフ編大反響巻頭カラー!神の騎士団としての契約を結んだハラルド王は、“御大”と呼ばれるイムの命令に決して背けないようになってしまった。エルバフの国民を戦闘奴隷にするという命令を実行しようとする肉体を止めるため、ハラルドは息子・ロキに自身の殺害を頼むが、不死身となった彼は止められない。

エルバフにいたギャバンとシャンクスもハラルドを止めに入り、ロキはエルバフに伝わる悪魔の実のもとに辿り着くが——

エルバフ編のラストが見えてきました。エルバフで起きた事件やイム、シャンクスの話など重要なトピックスが盛りだくさんの本編。改めて読み直して整理したいところです。

●『SAKAMOTO DAYS』(鈴木祐斗)
トーレスを撃破した坂本。その頃、×(スラー)の目の前には晶が立っていた。慕っていた叔母・リオンをスラーに殺されている晶は、叔母の復讐ではなく、間違った道に進んだスラーを止めるための決意を口にした。篁の人格によって圧倒的な殺傷力を誇るスラーを前に、赤尾の血筋に眠る天性の殺しのセンスが研ぎ澄まされる——

晶の戦闘のセンスはこれまでも随所で示されていましたが、本格的な戦闘経験はそれほど多くありません。だからこそ篁人格のスラーに対して晶がどこまで通用するかが気になると同時に、戦いに染まってほしくはないとも思ってしまいます。

●『逃げ上手の若君』(松井優征)
時行たちの潜伏地がバレてしまった。戦場から引き返した逃若党は、尊氏の宿営を見つけて奇襲をかけるが、その一連の行動は尊氏の周到な策略の範疇だった——尊氏ごと時行を檻に閉じ込めるという大胆な罠にかかり、絶対絶命の逃若党。時行と尊氏は運命の裏表。決着をつけるため命懸けの対話を望む尊氏は、時行に「誰が死ぬかこの場で決めよう」と語りかけ——

尊氏の首を狙い続けた時行。その時行の首に尊氏の刃が迫っています。大将同士の対話の行く末は、読者にとっては辛いものになるのかもしれません。

■掲載順チェック!

【今号の掲載順】
ONE PIECE(尾田栄一郎)<巻頭カラー>
魔男のイチ(原作:西修 作画:宇佐崎しろ)
さむわんへるつ(ヤマノエイ)
ウィッチウォッチ(篠原健太)
アオのハコ(三浦糀)<センターカラー>
あかね噺(原作:末永裕樹 作画:馬上鷹将)
SAKAMOTO DAYS(鈴木祐斗)
呪術廻戦≡(原作:芥見下々 作画:岩崎優次)
異邦人(原田くもり)<読切・センターカラー>
しのびごと(原作:たけぐし一本 作画:みたらし三大)
逃げ上手の若君(松井優征)
JK勇者と隠居魔王(初雛まつり)
カグラバチ(外薗健)
悪祓士のキヨシくん(臼井彰一)<センターカラー>
隣の小副川(鍋ヒデアキ)
ひまてん!(小野玄暉)
ゴンロン・エッグ(谷崎修平)
僕とロボコ(宮崎周平)
鵺の陰陽師(川江康太)
灯火のオテル(川口勇貴)
ハルカゼマウンド(原作:後藤冬吾 作画:松浦健人)

【コメント】
2025年最後のジャンプでした。1年を振り返ると、新連載の隆盛と早期撤退の二極化が進んだ印象でした。2025年に連載開始して現時点で連載終了した作品はなんと6作品。作品の入れ替えが進むことは良い面もありますが、読者としては早期の連載終了は寂しくもあります。

とはいえ、最近になってさらに勢いを伸ばしている『さむわんへるつ』や、看板作品としての頭角を現しつつある『カグラバチ』や『魔男のイチ』、『呪術廻戦≡』など期待できる作品も盛りだくさん。来年もジャンプの話題には事欠かないでしょう。