将棋の道を志した少女の生きざまを描いた『龍と苺』(柳本光晴)が新たな展開を迎えています。
【本日発売】9/18(木) #サンデー新刊
『龍と苺』22巻#柳本光晴 先生100年後の未来でもアマ参加枠で竜王戦トーナメントを勝ち進む苺。
残るは塩原九段、寒河江名人、そして現竜王のジョーカーのみ!!
しかし対局中、思わぬアクシデントが起き、苺の正体が明らかに!?#龍と苺https://t.co/0hjKE4zPpB pic.twitter.com/kKDJHsUjXD— 【公式】少年サンデー編集部 (@shonen_sunday) September 17, 2025
将来に思い悩んだ主人公の女子中学生が、ふと将棋に出会ったことからアマチュア強豪やプロ棋士相手に無双していく様を描いた本作。連載当初の2021年に「今回の将棋ブームに乗れるか!?『龍と苺』」(http://comic-candy.com/archives/19884)として、また2023年にも「将棋ブームに乗って、そろそろ実写化も? 『龍と苺』レビュー」(http://comic-candy.com/archives/22726)として記事にしてきた。前回から2年経過し、展開も大きく変わったので新たに紹介しましょう。
アマチュアも参加できる竜王戦で勝ち進んだ苺。タイトルホルダーである山野辺竜王にも勝利したことで、目一杯新たな展開に進みました。それが100年後の世界です。
「何じゃそりゃ?」と思うでしょうね。と言うより、展開の予想が当たった読者がいるのでしょうか。私としては山野辺のリターンマッチは難しいとしても、大鷹、海江田らベテラン棋士や道玄坂、斎藤ら若手との対決。さらには滝沢、鴨島ら近い年代との戦いを描くのかなと。いやあ、完全に外れました。
龍と苺188話
過去100年間のタイトルホルダー全部載せるとか、漫画のページに見えないw
山野辺が数年後に姿を消してる謎。
大鷹さんは予定通りの引退か。
タッキーは棋士になってタイトルまで獲ってる。
苺は2093年に死んだことになってる。
竜王の暫定位って何?
もろもろ情報量多いな。#龍と苺 pic.twitter.com/qlpVLeIOu2— やぐち (@yaguti13) April 16, 2024
ただし、100年間における将棋界の推移は、大まかながらも察せられるように描かれています。圧巻なのは100年間のタイトルホルダー一覧。これを見ると、滝沢や鴨島は棋士になってタイトルを獲得。苺の後にも八冠を制覇した棋士が何人か出ていることが分かります。また、時々描かれる回想で、滝沢が将棋連盟の会長となり、未来の苺の手助けとなる橋渡しをしていたことも描かれました。
100年後に登場した苺は100年前とそっくりそのまま。この辺りのネタばらしは避けます(と言ってもXなどでも明らかですが)ので、単行本などでご覧ください。100年前と同様にアマチュア竜王となって予選から本選を勝ち抜き、七番勝負にも勝利します。その後に控えていたのが、世界のITトップ企業が開発した将棋AIとの対戦でした。ここに至って、苺が死を偽ってまで将棋に没頭した理由が明らかになるんですね。「まあ、苺らしいな」と。
龍と苺267話
3局目も完全に手も足も出ず、後が無い状態に。
まるで見てきたかのように現役時代の苺を語る餓狼がすっかり山野辺の自我になっちゃってるし、山野辺の霊でも取り憑いてるのかと。
奥の手って何だろ。シンギュラったAI達と修行編に突入したらいよいよバトル漫画だが。#龍と苺 pic.twitter.com/kE6dXnp7wb— やぐち (@yaguti13) December 2, 2025
直近の連載では、AIとのトーナネントを勝ち抜いた苺はAI竜王との七番勝負に進みます。しかし、いきなり3連敗。特に3局目はAIに手を抜かれて勝勢になったものの、本気を出したAIに逆転負けを喫してしまいます。このまま4連敗するとは考えにくいんですが、逆転の秘策はあるのでしょうか。また、苺との対局中に目覚めたAIのシンギュラリティの行く末も気がかりです。いきなり今度は200年後!とかになるのかもしれませんね。
【作品データ】
作者:柳本光晴
連載:小学館「週刊少年サンデー」連載中
刊行状況:1~22巻発売中、23巻12月18日発売予定
