■ 掲載漫画ピックアップ
●『生い立ち』(あだち 充)
大阪万博の1970年に漫画家デビュー。関西万博の2025年で画業55周年を迎えた作者。「顔が同じだ」「また高校野球か」と絶賛の中で、少年サンデーでも約30年の週刊連載となりました。
なんと4ページの「巨弾読切」です。デビュー時「読切2、3本の命でしょう」と言った大人(編集者?)はどこに行ったのか。本作とともに青山剛昌先生(1ページ)と高橋留美子先生(2ページ)による『わたしとあだち充と。』のエッセイ漫画もあります。
●『シルバーマウンテン』(藤田 和日郎)
亡くなったサイッダを生き返らせるために、老婆ジルザオーナは切断の精霊王タカヤベルネを呼び出す。蘇生の術を施す間、銀兵衛はサイッダの魂をこの世に留めるために、亡くなった妻の話を始める。
要するに、サイッダの傷ついた部分を切り離して、体をつなぎ合わせるってことで良いのかな。しかし、こんな蘇生術を使いこなすジルザオーナの正体は何者なんでしょうか?
●『廻天のアルバス』(原作:牧 彰久、作画:箭坪 幹)
時を戻したライマンは誰にも気づかれないまま存在し続けることになる。医者となったリイサが頑張っている姿を見たライマンは、悪戯の魔女オーロと共に次元魔法について研究を始める。
新たな女性キャラの登場ですが、なかなか一筋縄ではいきそうにない感じ。さて、もうひとつの勇者の物語が並行して進むのでしょうか。それとも、次元を結び付けて2人の勇者の冒険へとつながるのでしょうか。
■ 掲載順チェック!
【今号の掲載順】
生い立ち(あだち 充)
シルバーマウンテン(藤田 和日郎)
百瀬アキラの初恋破綻中(晴川 シンタ)
MAO(高橋 留美子)
尾守つみきと奇日常。(森下 みゆ)
龍と苺(柳本 光晴)
帝乃三姉妹は案外、チョロい。(ひらかわ あや)
かくかまた(くさかべ ゆうへい)
魔王城でおやすみ(熊之股 鍵次)
ふたりバス(豊林 サカネ)
写らナイんです(コノシマ ルカ)
吾が君散るらむ(原作:詩石灯、作画:月越 優希)
廻天のアルバス(原作:牧 彰久、作画:箭坪 幹)
トニカクカワイイ(畑 健二郎)
ヴァンパイドル滾(島本 和彦)
地上へ(松江名 俊)
みずぽろ(原作:一色 美穂、作画:水口 尚樹)
パラショッパーズ(福地 翼)
カグライ(原作:レタス 太郎、作画:ましゅ 太郎)
ドラゲミス(栗原 ミツキ)
シテの花-能楽師・葉賀琥太朗の咲き方-(壱原 ちぐさ)
イチカバチカ(本間 仁助)
十勝ひとりぼっち農園(横山 裕二)
《休載》
MAJOR 2nd(満田 拓也)
レッドブルー(波切 敦)
シブヤニアファミリー(久米田 康治)
名探偵コナン(青山 剛昌)
葬送のフリーレン(原作:山田 鐘人、作画:アベ ツカサ)
界変の魔法使い(田辺 イエロウ)
あおざくら 防衛大学校物語(二階堂 ヒカル)
【コメント】
あだち充先生の画業55週年記念号で「ゲッサン」と合併表紙になっています。
この表紙の複製原画(B4サイズ、27,500円)の販売もあります。カラーページでは、ベストコマシール、あだち充画業55周年企画情報(2025年12月19日~1月14日、サンシャインシティにて開催、本号に当日券向け200円の割引券付き)、「少年サンデー有志作家陣が選ぶあだち充作品ベスト1コマ」と企画がてんこ盛り。読者プレゼントもあだち充スペシャルグッズです。
目次ページでは、各作家からあだち先生に祝辞が寄せられています。熊之股先生「私の人生全てより長い」や、松江名先生「私の人生より長く」とあるように、ほとんどの作家さんが生まれる前から活躍されてるんですよね。しかしここでもピントを外す横山先生のコメント…アーァ。合わせて小学館「あだち充画業55周年 特設サイト」(https://adachi55.shogakukan.co.jp/#top)もどうぞ。ところで本号の作品中にちょいちょいあだち作品キャラが出てくるのも、記念企画のひとつでしょうか。
さて『シルバーマウンテン』が掲載上位に浮上。ヒロインも生き返るようですし、今後が楽しみです。後方掲載が多かった『かくかまた』も久々に上位掲載。2つの親子関係が気になります。『ドラゲミス』がここまで下がってきましたが、てこ入れは何ができるでしょうか。また『シテの花-能楽師・葉賀琥太朗の咲き方-』が実質最後尾となりました。まあ、人気もありますし、まだまだ大丈夫でしょう。
