■掲載漫画ピックアップ

●『ゴンロン・エッグ』(谷崎修平)
新連載表紙&巻頭カラー!異界「神々ノ原(ガンダラ)」よりやってきた竜神によって人類文明は崩壊し、人間も竜神に支配されるようになった。竜神に反抗心を抱くゴンロンが拾った喋る卵は、自らをかつてガンダラの全竜神を束ねた王の子であると言う。オーマと名付けた卵との友情を心の糧に生き抜くゴンロンだったが、ある日竜神に卵の存在が露見したことで首を刎ねられてしまう——
オーマの力によって息を吹き返し能力を得たゴンロンは、竜神に攫われた妹を救うため、オーマと共に竜神の現王を打ち倒すことを心に決めた——
逆境に立ち向かう異友戦記がどのような展開になるか、楽しみにしたいと思います。
●『さむわんへるつ』(ヤマノエイ)
「月ミド」のコンビニコラボグッズを求めて駆け回るするミメイだったが、どこも品切れ。凹みながらコンビニを出たミメイは、出くわした水尾にお菓子パーティーに誘われる。ミメイは、菓子パの最中にやたら小ネタを連発する水尾に違和感を覚える。ただそれは、「頑張っているのにラジオでネタメールを読まれなくてミメイが凹んでいるのでは」と心配した水尾による励ましだった——
深夜ラジオがつなぐ2人の絆と、ゆっくりと育まれる恋心。読者もホッと一息つけるような温かさで、2人の距離が近づいていく様子が見られるのが楽しみです。
●『ウィッチウォッチ』(篠原健太)
ニコが帰ってきた。モリヒトはニコの告白に返事をするために、言葉を紡ぎ始める。内心ではニコを恋しく思うモリヒトだったが、黒魔女たちに襲われた“あの日”にニコが時を失った経験が心に重くのしかかる。告白を断ろうとしたその瞬間、ニコに足りなかった最後の1個の魔法の蝶が現れ、モリヒトに吸い込まれて——
モリヒトの命を救うために時を失って子どもになり、そこからようやく元の年齢まで成長したニコ。護衛としての使命感から告白を断ろうとしたモリヒトの心を魔法が解き放つ——ウィッチウォッチらしい素敵な告白シーンでした。
■掲載順チェック!
【今号の掲載順】
ゴンロン・エッグ(谷崎修平)<巻頭カラー>
しのびごと(原作:たけぐし一本 作画:みたらし三大)
ONE PIECE(尾田栄一郎)
魔男のイチ(原作:西修 作画:宇佐崎しろ)
僕とロボコ(宮崎周平)
さむわんへるつ(ヤマノエイ)<センターカラー>
ウィッチウォッチ(篠原健太)
SAKAMOTO DAYS(鈴木祐斗)
アオのハコ(三浦糀)
呪術廻戦≡(原作:芥見下々 作画:岩崎優次)
魔法研修行ってきます!(田中ナカ)<読切>
JF2025告知漫画(大江しんいちろう)<読切>
ひまてん!(小野玄暉)<センターカラー>
あかね噺(原作:末永裕樹 作画:馬上鷹将)
鵺の陰陽師(川江康太)
悪祓士のキヨシくん(臼井彰一)<センターカラー>
逃げ上手の若君(松井優征)
ハルカゼマウンド(原作:後藤冬吾 作画:松浦健人)
灯火のオテル(川口勇貴)
ピングポング(片岡誉晴)
エキデンブロス(野乃大生)
<休載>
カグラバチ(外薗健)
【コメント】
3週連続の新連載第1弾として、『ゴンロン・エッグ』がスタートしました。長大なファンタジーものを思わせますが、まずはスタートで良い位置につけるかどうか注目したいです。
一方で、『エキデンブロス』が連載終了となりました。駅伝という珍しい題材だっただけに早々の幕引きが惜しく思えますが、最後まで走り抜けた野乃大生先生、お疲れ様でした!
