■掲載漫画ピックアップ

●『魔男のイチ』（原作：西修 作画：宇佐崎しろ）
時操の魔法のもとにやって来た「爆蛸（ばくそう）の魔法」は、反世界の魔法に仕える七星座の一席・「幾（きざし）」を名乗った。習得方法は息の根を止めること。反世界の魔法に似た雰囲気を感じ取ったイチは、ウロロ特化の雷狐で対峙するが——

ウロロを放った後、起き上がったのは、眠りに落ちたはずのイチ……ではなく、イチの姿をした「王の魔法（キング・ウロロ）」。デスカラスや幾でさえ気圧される圧倒的な存在感を放つウロロが、これからさらなる混沌をもたらすのでしょうか。

●『SAKAMOTO DAYS』（鈴木祐斗）
JCCに乗り込んできた西園寺兄妹。勢羽たちは、戦えない状態の坂本が到着するまでに彼らを倒す覚悟を決める。だが、ORDERや×（スラー）一派を彷彿とさせるような強さを見せる兄を前に、劣勢に立たされてしまう——

西園寺兄妹の出身校である関西殺仁学院といえば、神々廻の出身校（彼は中退らしいが）。今後、神々廻と西園寺兄妹の絡みはあるのでしょうか。勢羽や周たちでは決定打に足りない状況で、彼らがこれからどのように危機を乗り越えるのかが気になります。

●『ハルカゼマウンド』（原作：後藤冬吾 作画：松浦健人）
ヒナ高が同点になるまであと1点のところで打席に入ったのは、水瀬いろは。歩くのもフラフラな姿を見て心配するチームメイトたちだったが、伊吹は彼を「天才」だと太鼓判を押す。

彼のヒットで同点に追いつき練習試合は終了。投手と4番の成長を手にしたヒナ高が次にどんな試合を見せてくれるのか——魅力的なキャラも多いため、次に誰にスポットが当てられるのかも気になります。

■掲載順チェック！

【今号の掲載順】
魔男のイチ（原作：西修 作画：宇佐崎しろ）＜巻頭カラー＞
ウィッチウォッチ（篠原健太）
SAKAMOTO DAYS（鈴木祐斗）
呪術廻戦≡（原作：芥見下々 作画：岩崎優次）＜センターカラー＞
アオのハコ（三浦糀）
カグラバチ（外薗健）
しのびごと（原作：たけぐし一本 作画：みたらし三大）
さむわんへるつ（ヤマノエイ）
あかね噺（原作：末永裕樹 作画：馬上鷹将）
妖鉄甲のクロ（遠野景彪）＜センターカラー・読切＞
ひまてん！（小野玄暉）
灯火のオテル（川口勇貴）
鵺の陰陽師（川江康太）＜センターカラー＞
悪祓士のキヨシくん（臼井彰一）
逃げ上手の若君（松井優征）
僕とロボコ（宮崎周平）
ハルカゼマウンド（原作：後藤冬吾 作画：松浦健人）
ピングポング（片岡誉晴）
エキデンブロス（野乃大生）
カエデガミ（遥川潤）

＜休載＞
ONE PIECE（尾田栄一郎）

【コメント】
『カエデガミ』が連載終了となりました。美麗なキャラクター描写と迫力あるバトルが魅力でしたが、劇団編に入る頃から下位掲載が増え、再度の浮上を待つことなく連載終了に。コウたちの旅をまだ見ていたかったところですが……遥川潤先生、お疲れ様でした。

さて、次回からは3週連続で新連載が走り始めます。……つまり、あと2作が連載終了になるということ。週刊少年ジャンプで生き残ることがいかに難しいかを感じさせます。