“アリス”の要素を秘めた少女マンガのヒロインたちを紹介する「まんがの国のアリスたち」第2回目です。
今回ご紹介する作品は、タイトルにもまさに「アリス」の名前がついた『東京アリス』(稚野鳥子)
「kiss」(講談社)に不定期連載中の作品です。
【作品紹介】
デザイン会社につとめるOL・有栖川ふうは買い物が大好き。
ふうの友人である、漫画家の羽田みずほ、心療内科医の桜川理央、画廊で働く円城寺さゆり。4人はそれぞれファッションの好みの恋愛の価値観も違うけれど、学生時代から友情を育んできた。東京に暮らす4人の女性の恋愛模様を描いたストーリーです。
【みどこ ろ】
東京。流行最先端のファッションやブランド物のバッグ、カラフルなコスメが並ぶこの街は、女の子にとってはまさにワンダーランド。
しかし、物があふれかえっていると、逆に大切なものを見つけるのが難しい時があります。
買い物に情熱を傾けすぎるせいか、恋愛には今ひとつ情熱を注げないふうは、会社の上司・奥園との恋も近づいたり離れたり戸惑いの連続。
お嬢様育ちで許嫁もあり。恋愛と結婚は別と割り切って様々な男性とデートを重ねていく円城寺は、偶然出会った相手との情事にいつしかのめりこみ、歯止めのきかない自分に悩むことに。
純情で夢見がちな性格のみずほは、恋に対しても純粋でひたむき。しかし、男性に免疫がないせいか、その性格が災いしてか、好きになった相手からその優しさにつけこまれてしまいがち。
知的なキャリアウーマンの理央。彼女は恋愛に対しても一見誰よりもクールでドライ。しかし、心の奥でとある相手への想いを抱き続けている。そして、絶対にかなうことのない恋へのはがゆさをもてあまし続けている。
カラフルでおしゃれなものに包まれた東京ライフ。
買いたいものなら、いくらでも思い浮かぶし、手に入れられる。
おしゃれなものを身につけて、なりたい自分になるのは簡単。
けれど、本当に探し求めている真実は、どこにあるのかわからない。
ふうたち4人は、まさに東京という不思議の国で迷っているアリスなのです。
『東京アリス』は、コミックスが第5巻まで発売中。
お買いもの好きの女子の皆さん。ワンダーランド・東京にショッピングに繰り出しませんか?
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