合いぞうにない人とのガールズラブ『付き合ってあげてもいいかな』

人にはそれぞれ、好きなタイプがあります。多くの人は、それによって付き合うかどうか決めるでしょう。おそらく「絶対に合わない」と思ったら、付き合うことはないと思います。

しかし、もしその人と付き合わないといけなくなったら、みなさんならどうしますか?その戸惑いを描いた作品が、たみふる先生の『付き合ってあげてもいいかな』です。思わず、ドキドキしてしまうこと間違いありません。

【作品紹介】

主人公は、犬塚みわと猿渡冴子のWヒロイン。大学の軽音サークルが舞台です。

ふたりの性格はまるで正反対。みわは些細なことですぐ悲観的になり、冴子はお調子者と両極端にわかれます。

そのため、みわは外見はとてもいいのに、好きな人と両思いになったことのないことにコンプレックスを持っています。

そんなみわが「まず友だちになることはないだろう」と思っていた、冴子と急接近して……。

軽音サークルで始まった新しい出会いを描いた物語です。

【作品の見どころ】

本作の見どころは、人間の内面を深く掘り下げているところにあります。

特に連載初期の頃は、サブキャラクターの視点から物語を描くことが多く、これにより登場人物の内面や葛藤が浮き彫りになっていました。

また、背景を深く想像しやすい構成だったので、共感と理解も促しやすい作品でした。

まだまだ同性愛に関する偏見はありますが、作者がいうところの「妄想力」をうまく発揮して、多様性を理解する一助になることを願います。

【作品データ】
・作者:たみふる
・出版社:小学館(マンガワン)
裏サンデーで一部を読めます
・刊行状況:全14巻