全員でタスキを繋いで、長距離を走るのが駅伝です。駅伝は日本で生まれた競技で、現在も全国各地でさまざまな大会があります。特に箱根駅伝は2025年で101回開催しており、数多の名ランナーを生み出しました。
駅伝はそのドラマ性が、見るものの心をつかみます。今回ご紹介するのは、高橋しん先生の作品『かなたかける』です。作者は、山梨学院大学の初出場時、10区を走ったことでも知られています。
【作品紹介】
舞台は、駅伝の聖地である箱根。主人公は小学生の女の子、桜庭かなたです。
かなたは、東京から箱根の小学校に転校してきます。彼女が好きなのは、目の前にある道をどこまでも走ること。
最初は彼方を「変な子」と思っていたが、その真摯な姿勢に心を動かされていき……。
駅伝をキーワードにして、強い絆を紡いでいく小学生から中学生にまたがる物語です。
【作品の見どころ】
本作の見どころは、駅伝を介した絆にあります。
最初は「変わったことを始める」と冷ややかな目で見ていた同級生が、その真摯な姿勢に心を動かされて協力していきます。
また、走る描写も駅伝経験者だけあって、スピード感ある描写が強く印象に残る作品です。
【作品データ】
作者:高橋しん
出版社:小学館(ビッグコミックスピリッツ)
※ビッコミにて試し読みできます
刊行状況:全10巻
