モテたくないのにモテてしまう?『悪いが私は百合じゃない』

人間、悪いことはできないものです。本当に惚れてほしい人にはまったく見向きもされないのに、なぜか望んでいない人には惚れられる。まったくモテナイ人にとっては羨ましいシチュエーションなのに、あまり嬉しくないものかもしれません。

それが、異性が好きなノンケなのに、なぜか同性から惚れられたら……パニックになってしまうかもしれません。そんなコメディ作品が、もちオーレ先生の『悪いが私は百合じゃない』です。

【作品紹介】

主人公は、女子高生の藤堂いつみ。彼女は、担任の先生に恋する女の子。ある日、ネットを見ていたら、通販で惚れ薬を見つけて購入します。

買ったはいいものの、本当に効くのかどうかわからないと思ったいつみは、堅苦しい学級委員長の四方塚まことに飲ませて試そうとしました。

すると、急に体が熱くなり、目がとろ~んとしていきなり抱きつかれてキスされてしまい……。

さらには、嫌いなはずの四方塚さんだけでなく、ヤンキー女子や中性的な隣人など、さまざまな女子に飲まれては、惚れられるいつみを軸に展開する女子によるスキンシップコメディです。

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【本作の見どころ】

本作の見どころは、担任の先生が好きであり決して百合の趣味のない女の子・藤堂いつみが、惚れ薬のためとはいえ、なぜか女性に好かれて迫られてしまう点にあります。

本来は使わない道具のためとはいえ、迫られる気持ちというのは気持ちいいのか悪いのか、そして今後本当に好きな担任の先生に振り向いてもらえる日はくるのか?

今後も楽しみですね。

【作品データ】
作者:もちオーレ
出版社:KADOKAWAにて試し読みできます
刊行状況:既刊8巻