カラオケ白書によると、コロナ禍前の2019年は、4,640万人いたカラオケ参加人口。2020年からのコロナ禍で、半数近くの2,620万人まで落ち込んだものの、2024年度には4,070万人にまで回復したとのことです。
そんなカラオケ店には、さまざまな人がやってきて、さまざまな歌を歌ったり飲み食いをしたりしていきます。そのカラオケ店における人間模様を、とあるカラオケ店員の目線で描いたのが、竹内佐千子先生の『歌舞伎町カラオケ店員としくにさん』です。
【作品紹介】
欲望の街といわれる、新宿・歌舞伎町。歌舞伎町で絶賛営業中の「カラオケにゃん」が、本作の舞台です。主人公は、そこで働く寡黙な店員・としくにさん。
歌舞伎町だけあり、やってくるお客もさまざま。
ナンパを繰り返す迷惑男、悪ノリする大学生、泣きじゃくるホスト通いの女の子など……。厄介な事件とともにやってくる彼らを、としくにさんはその選曲で優しくなぐさめます。
そんな頼れる店員の彼は、ある目的のために働いており……。
本作は、一風変わったカラオケ店で働く、としくにさんの目線で描かれたカラオケ奇譚です。
『歌舞伎町カラオケ店員としくにさん』
第4話 本日より無料公開中!としくにさん、今回はヘルプとして
ラブホへ!そこで思いがけないトラブル発生…?
ツリー中のリンクよりどうぞ。 pic.twitter.com/azHfB4zmeQ
— 竹内佐千子作品情報【公式】 (@info_comic_ST) August 28, 2025
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【本作の見どころ】
主人公のとしくにさんは、自身の重たい過去を抱えて働いています。
それが何かを書くとネタバレになるので、ここでは書きませんが、筆者自身が同じ立場としてその思いを抱えながら働けるかなと思わされました。
ただ、このとしくにさんはとにかく優しい。さまざまな事情を抱えてやってくるお客に、彼独自の選曲で優しく受け入れる。
その包容力の大きさが、本作の魅力といえます。
作者である竹内佐千子先生の代表作、『赤ちゃん本部長』の絵柄のままで描いているので、それがまたいい味を出しているのではないでしょうか。
今後どうなるのか、更新が楽しみです。
【作品データ】
作者:竹内佐千子
出版社:講談社(モーニング・ツー)
※コミックDAYSにて試し読みできます
刊行状況:単行本未刊行(2025年5月より連載開始)
