『魔法の天使クリィミーマミ』と『魔法のプリンセスミンキーモモ』のコラボが決定。『ミンキーモモ』のメインアニメーターを務めたわたなべひろし氏の原画によるコラボビジュアルが公開されました。

『魔法の天使クリィミーマミ』『魔法のプリンセス ミンキーモモ』（葦プロダクション制作）と『は、1980年代に放送されて人気を集めた魔法少女作品。

1983年に放送された『魔法の天使クリィミーマミ』は、どこにでもいる普通の女の子・森沢優が魔法のコンパクトで美少女・クリィミーマミに変身し、人気アイドルとなる物語。

魔法を使うだけでなく、芸能界入りして歌手デビュー、という少女たちのリアルなあこがれを体現する展開や、優が思いを寄せる俊夫がマミのファンになってしまう、切ない片思いのストーリーなどが、当時多くのファンの心を掴みました。

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1982年に1作目、1992年に2作目のアニメが放映された『魔法のプリンセス ミンキーモモ』は、夢の国から人間界にやってきたプリンセス・ミンキーモモの物語。

魔法のステッキで様々な職業のプロフェッショナルに変身して事件を解決し、人が忘れかけた夢を取り戻そうとするモモの活躍を通して、夢見ることの尊さ、夢を持ち続けることの大切さを伝えるカラフルでハートフルな作品として人気を集めました。

1982年放映の『モモ』、1983年放映の『マミ』。この2人の魔法少女の登場によって、まさに「魔法少女新時代」が始まったと筆者は考えています。

実際、マミとモモの後、『魔法の妖精ペルシャ』「魔法のスターマジカルエミ』『魔法のアイドルパステルユーミ』、90年代の『魔法のエンジェルスイートミント』『姫ちゃんのリボン』『カードキャプターさくら』、2000年代の『シュガシュガルーン』など、多くの魔法少女が登場して人気を集めてきました。

『クリィミーマミ』と『ミンキーモモ』のコラボは、情報解禁から約1年間、POPUPやコラボカフェなど、様々な形で行われる予定で、記念のコラボPVも現在公開中です。

昭和の時代から時を越えて再びファンたちの前に帰ってきたマミとモモ。
二人がこれからどんな活躍をしてくれるかが、楽しみですね。

＜余談1……マミとモモのコラボは1985年にも＞

余談ですが、魔法少女アニメの礎となった二人のコラボ、実はこれが初ではありません。

1985年に制作された『マミ』『モモ』それぞれの作品のOVA、魔法の天使クリィミーマミ ロング・グッドバイ』『魔法のプリンセスミンキーモモ 夢の中の輪舞（ロンド）』の劇場公開の際、オープニングフィルムとして公開された『魔法の天使 クリィミーマミＶＳ魔法のプリンセス ミンキーモモ　劇場の大決戦 』。ごく短い映像ですが、マミとモモが夢の共演を果たした作品であり、変身した二人がバトルを繰り広げています。

＜余談2……両作品と漫画の関係＞

『クリィミーマミ』と『ミンキーモモ』は、いずれもコミカライズ作品が存在します。

『クリィミーマミ』は、アニメ放映と同時期に講談社の少女雑誌「キャロル」にて、コミカライズ作品（作：北川ゆうこ）が連載。また、2018年～マミのライバル歌手・綾瀬めぐみを主人公にしたスピンオフ『魔法の天使 クリィミーマミ 不機嫌なお姫様』（三月えみ）も登場しました。

『ミンキーモモ』も、1作目放映時に小学館の「週刊少女コミック」でコミカライズ版（みさきのあ）が連載されていました。

今回のコラボで何らかのコミカライズは実現するのか？というところも、注目したいですね。