音楽のバンドには、いわゆる正規メンバーとサポートメンバーがいます。正規メンバーは方向性や楽曲のコンセプトなど、バンドのあらゆる面にタッチできます。しかし、サポートメンバーはあくまでも何らかの目的で呼ばれた、いわば職人です。
バンドも人間の集まりなので、「こういう音楽をやりたい」「こんな音を出したい」など、心のどこかにさまざまな思いや葛藤が隠されているもの。そんな彼らが、時にはメンバーと、時には周囲とぶつかりながら成長していく物語が、若木未生先生原作、田口囁一先生作画の『グラスハート』を紹介します。
【作品紹介】
主人公は女子高生の西条朱音。Z-アクトというバンドのサポートメンバーに入っていたステージを見て以来、憧れているギタリスト・高岡尚に偶然遭遇したところから物語がはじまります。
しかし、朱音は所属していた学生バンド(テディメリー)を「女だから」という理不尽な理由でクビになったばかりでした。
そんなある日、母親のモモコとおしゃべりをしている時に、いきなり「大至急あんたのドラムが欲しい」「すでにメジャーデビューが決まっている」という内容の電話がかかってきます。
その電話の主は藤谷直季という、かつて「音楽の神童」と呼ばれた、音楽業界では有名な人物。
突然の誘いから始まった、音楽を中心にした青春ドラマです。
【最新話更新】
コミックブーストで、『グラスハート』6話前半が更新されました。今回体調不良につき半分までの掲載です、すみません…!後半暫しお待ち下さい〜〜https://t.co/8rnKAwuc6f pic.twitter.com/KPao9fRwRd
— 田口囁一 / Shouichi Taguchi (@sasa1) July 12, 2025
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【本作の見どころ】
本作の見どころは、主人公・西条朱音とバンドメンバーの人間的な成長です。
先にも書いたとおり、朱音は藤谷直季からバンドに誘われます。約束の時間に指定された場所へと向かうと、そこにいたのは坂本一至。
坂本たちはデモを聴きまくって諦めかけていたときに、テディメリーでドラムを叩いていた朱音の動画を見て「この音だ!」と思ったのです。
誘ったときには決まっていなかったバンド名、つけられた名前は「TEN BLANK」。
練習やライブを通してぶつかったり、理解し合ったりしながら絆を深めていく展開が、画をとおしてその心理描写とともに描かれています。
【作品データ】
・原作:若木未生
・作画:田口囁一
・出版社:幻冬舎
※comicブーストにて一部試し読み可能
・刊行状況:既刊1巻(以下、続刊)
※文庫版は既刊6巻
