強い性癖を持つ者同士が共感して起こる百合『僕らのアイは気持ち悪い』

「フェチ」という言葉を聞いたことがある人も多いと思います。特定のものや状況に対して強い興奮や魅力を感じ、時には性的興奮を覚える心理的傾向のことです。例えば、人間の身体の一部や衣服、特定の行動など、対象は多岐にわたります。

あまり性癖が変すぎると、変人扱いされかねません。それでも、さまざまなものに執着を示す人がいるのは確かです。今回は、強い性癖を持つ者同士が共感することで起こる百合マンガ、雨水汐先生の『僕らのアイは気持ち悪い』を紹介します。

【作品紹介】

本作の主人公は、23歳の女性・小豆小麦。高校2年生の時に好きだった、めぐるのことが忘れられません。しかし、彼女は転校してしまって会えません。そこで作りはじめたのが、アルミ線の骨と粘土で作った、何体もある体だけのめぐるフィギュア。

そんなある日、バイト先に持っていっていためぐるフィギュアを落としてしまった小麦。翌日、そのフィギュアを取りに来た小麦は、夜行れむがフィギュアを触ったり舐めたりしている現場を目撃。

ある日、れむから話があると呼び出された小麦。めぐるフィギュアに何かを感じ、れむは「エッチなフィギュアを作ってください」と頼み……。

お互いの性癖を知った瞬間からはじまる、変わり者同士の百合物語です。

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【作品の見どころ】

本作の見どころは、小麦のめぐるフィギュアへの執着と、レムのフィギュアへの執着です。

小麦は本当にめぐるのことが好きなのに、めぐるには性欲にしか見えておらず……。

それでも、小麦はめぐるのことが忘れられず、より執着を示します。

一方のれむは、小さいときからフィギュアが好きで、自作するくらいに好きでした。しかし、親はそれを見て捨ててしまいます。

そこから、フィギュアに執着を示すようになったようで……。

小麦・めぐる・れむ、それぞれ過去になにかありそうで、その伏線も今後の展開に大きな影響を与えそうですね。

【作品データ】
・作画:雨水汐
・出版社:一迅社(コミック百合姫)
ニコニコ漫画で、試し読みできます
・刊行状況:既刊1巻(以下、続刊)