『ぐらんぶる』7月開始のアニメ2期もモザイクだらけ!?

講談社「good!アフタヌーン」にて好評連載中の『ぐらんぶる』アニメ2期が7月から放送されます。

スキューバダイビングと酒におぼれる大学生を描いた青春ギャグ漫画、で間違っていませんよね。そう「お酒は20歳になってから」を全く無視した漫画です。まあ、漫画ですしね。

主人公は伊豆大学機械工学科の北原伊織(きたはら いおり)。彼が親戚の関わりもあって、全く無縁だったダイビングサークル「Peek a Boo(ピーカブー)」(略称Pab)に入ったところから話が始まります。危険と隣り合わせの海に潜ることもあって、ダイビングは真面目に取り組んでいるのですが、それ以上に取り産んでいるのが飲み会です。飲み会と言っても、ビールや日本酒、ワインなどはほとんど登場せず、アルコール度数の高い焼酎、ウイスキー、スピリッツなどが頻出。それでもウイスキーを「ウーロン茶」、スピリタス(アルコール度数が96度と特に高いウオッカ)を「水」なんて言い張る始末。アルハラ満載なのですが、これもまあ漫画ってことで。

2018年には毎日放送などでアニメ2期が放送。約7年の歳月を経て、TOKYO MXなどで7月からアニメ2期が放送されます。実はその間となる2020年には実写劇場版も公開されたのですが、ご存じの通り新型コロナの真っ盛りだったんですよね。なかなか映画の出来は良かったんです。竜星涼さんや犬飼貴丈さんらの体を張った演技もありましたし。でもコロナが…。なお、映画では主人公らの年齢を大学1年にも関わらず20歳としています。まあ、お酒も飲むし妥当な改変かと。

さて「7年ぶりかあ」と思うアニメ2期ですが、アニメ公式サイト(https://grandblue-anime.com/)を見ると、「原作10周企画始動!」とあります。「へえ、そうなんだ」と。10周年記念サイト(https://grandblue10th.kodansha.co.jp/)では、他言語版の紹介や看板、POPなどとともに、関係者のメッセージを掲載しています。実写映画版で監督を務められた英勉さんは「実写ぐらんぶるを監督以降、本格派の仕事が来なくなりました。もうこっち系で行くしかないです。次作は伊織と耕平がマッパで砂漠スタートはどうでしょうか?「VIVANT」な感じで。」と言葉を寄せられています。確かにアニメ2期があるのなら、実写2期も欲しいところです。関係者様、ぜひ検討してください。

漫画連載では、何だかんだで今村耕平と吉原愛菜の初々しい?カップルが成立。何かと刺々しかった伊織と古手川千紗の距離も近づきつつあります。さらに新年度を迎えて、新入生や新入会員も登場(逃げられたかもしれませんが)。伊織らを超えるキャラクター性を持った新入生がPabに入ってくれるのかは分かりませんが、さらなる盛り上がりが期待できそうです。

【作品データ】
原作:井上堅二
作画:吉岡公威
連載:講談社「good!アフタヌーン」連載中
刊行状況:1~24巻発売中、以下続刊