週刊少年サンデー2025年23号(2025年5月7日発売)

■ 掲載漫画ピックアップ
●『シルバーマウンテン』(藤田 和日郎)
江戸時代の国学者である平田篤胤。天狗に攫われた子供に話を聞きにきたところ、その正体は武道に熟達した現代の老人である拝郷銀兵衛が年を奪われた姿だった。新連載。

舞台は現代?それとも江戸時代?銀兵衛と同時に消えた乗客達も気になりますが、まずは明確な敵役の存在が登場するのか。ところでヒロインはサイッダで良いんですよね。

●『ヴァンパイドル滾』(島本 和彦)
男性アイドウユニット「バンフレイム」の初ワンマンライブ。メンバーの1人である滾(たぎる)が観客ダイブしたところ、ヴァンパイアに噛まれて感染してしまう。新連載。

プロデューサーの翼がいろいろ知っているようですが、明らかになるのはいつでしょうか。いきなり出てきたヴァンパイアも不明瞭な部分が多いですし、しばらくは様子見かな。

●『シテの花-能楽師・葉賀琥太朗の咲き方-』(壱原 ちぐさ、監修:宝生流二十代目宗家 宝生 和英)
碧霞会を終えて主役(シテ)の見方が変わったコタ。通い弟子にはなれなかったものの、蔵の出入りを許されるとともに、新たな条件をクリアすることを求められる。

何だかんだ言って弟子には成れたんですよね。既にいる通い弟子の対応は軽く流すとして、もう1つの条件をクリアするのは難しそうです。コタの覚えを早くする方法を見つけないと。

■ 掲載順チェック!

【今号の掲載順】
シルバーマウンテン(藤田 和日郎)
ヴァンパイドル滾(島本 和彦)
帝乃三姉妹は案外、チョロい。(ひらかわ あや)
尾守つみきと奇日常。(森下 みゆ)
MAO(高橋 留美子)
パラショッパーズ(福地 翼)
廻天のアルバス(原作:牧 彰久、作画:箭坪 幹)
龍と苺(柳本 光晴)
界変の魔法使い(田辺 イエロウ)
魔王城でおやすみ(熊之股 鍵次)
ストランド(原作:NUMBER8、作画:益子 リョウヘイ)
百瀬アキラの初恋破綻中(晴川 シンタ)
シテの花-能楽師・葉賀琥太朗の咲き方-(壱原 ちぐさ、監修:宝生流二十代目宗家 宝生 和英)
地上へ(松江名 俊)
レッドブルー(波切 敦)
写らナイんです(コノシマ ルカ)
タタリ(彌)
みずぽろ(原作:一色 美穂、作画:水口 尚樹)
テノケガ(原作:詩石 灯、作画:新井 隆広)
魔物の国(みつたに)
イチカバチカ(本間 仁助)
シブヤニアファミリー(久米田 康治)
十勝ひとりぼっち農園(横山 裕二)

《休載》
MAJOR 2nd(満田 拓也)
トニカクカワイイ(畑 健二郎)
名探偵コナン(青山 剛昌)
あおざくら 防衛大学校物語(二階堂 ヒカル)
葬送のフリーレン(原作:山田 鐘人、作画:アベ ツカサ)

【コメント】
休載は多めですが、新連載2本で分厚い本誌となりました。表紙はダブル新連載ながら、巻頭カラーは『シルバーマウンテン』でした。この辺りはサンデーにおける実績重視でしょうか。まあ『ヴァンパイドル滾』もセンターカラーですしね。『尾守つみきと奇日常。』がちょっと浮上。ホワイトデーのネタは作品にピッタリかと思います。『写らナイんです』は珍しく後方掲載。まあ、すぐ盛り返すでしょうけどね。