週刊少年サンデー2025年14号(2025年3月5日発売)

■ 掲載漫画ピックアップ
●『MAO』(高橋 留美子)
人が行方不明になる館の中で、妖に追い詰められた蓮次と芽生だったが、摩緒と菜花の乱入によって助けられる。妖の正体は、人間達に寄生して仲間を増やす宿り我(やどりが)だった。宿り我は摩緒の一撃で瞬殺される。

あっさりと摩緒が勝ってしまいましたが、これが相性なのか。それとも摩緒の力量が上がっているのか。さて、「しない善より、する偽善」なんて言葉もありますね。娘を亡くした主の晩年はどうなるのかなあと。

●『地上へ』(松江名 俊)
2人目の超人(オーバーマン)であるビャクグンが地上に呼ばれる。もちろん任務はヒイロの始末で、出会った早々に戦闘になる2人。しかし、ビャクグンは「オレを殺してくれ」とヒイロに頼む。

何人かのオーバーマンが登場しましたが、オーバーマンの外見って、全員美形なのでしょうか。それはともかく、ビャクグンの思惑が気になります。ヒイロを戸惑わせるだけが目的とは思えませんしね。

●『シテの花-能楽師・葉賀琥太朗の咲き方-』(壱原 ちぐさ、監修:宝生流二十代目宗家 宝生 和英)
初めての舞台に挑むコタは「羽衣キリ」を選ぶ。声量が足りないと評される一方、発声や仕舞の評価はまずますとなる。さらに舞台で仲間をかばってやけどをすると言う、負の感情を浄化したような仕草を見せる。

とりあえずコタはワンポイントゲットの様子。しかし、内弟子になるためには、もうちょっとポイントを稼いでおきたいところ。そもそも知名度の高くない能への理解を広めつつ漫画にするのって難しいですよね。

■ 掲載順チェック!

【今号の掲載順】
百瀬アキラの初恋破綻中(晴川 シンタ)
MAO(高橋 留美子)
トニカクカワイイ(畑 健二郎)
シブヤニアファミリー(久米田 康治)
パラショッパーズ(福地 翼)
尾守つみきと奇日常。(森下 みゆ)
魔物の国(みつたに)
地上へ(松江名 俊)
龍と苺(柳本 光晴)
帝乃三姉妹は案外、チョロい。(ひらかわ あや)
シテの花-能楽師・葉賀琥太朗の咲き方-(壱原 ちぐさ、監修:宝生流二十代目宗家 宝生 和英)
写らナイんです(コノシマ ルカ)
レッドブルー(波切 敦)
廻天のアルバス(原作:牧 彰久、作画:箭坪 幹)
タタリ(彌)
ストランド(原作:NUMBER8、作画:益子 リョウヘイ)
イチカバチカ(本間 仁助)
ロッカロック(馬頭 ゆずお)
十勝ひとりぼっち農園(横山 裕二)

《休載》
魔王城でおやすみ(熊之股 鍵次)
MAJOR 2nd(満田 拓也)
みずぽろ(原作:一色 美穂、作画:水口 尚樹)
テノケガ(原作:詩石 灯、作画:新井 隆広)
名探偵コナン(青山 剛昌)
あおざくら 防衛大学校物語(二階堂 ヒカル)
界変の魔法使い(田辺 イエロウ)
葬送のフリーレン(原作:山田 鐘人、作画:アベ ツカサ)

【コメント】
休載8本でさらに薄くなった本誌です。次号は「レッドブルー号」だそうですが、果たして厚さはどうなるのか。3月18日に単行本2巻発売の『百瀬アキラの初恋破綻中』が巻頭カラー。久しぶりに上位掲載となった『シブヤニアファミリー』です。何かあったのでしょうか。佳境に入った『タタリ』がちょっと浮上。ラスボス登場ですが、このまま終息ってことはないですよね。