偶然からはじまった大人の三角関係を描く『私のブルーガーネット』

「十人十色」という言葉があります。「好み・考え方・性格などは、人によって違う」という意味で使われる言葉です。同じ言葉を使っているように見えても、その人の考え方や解釈の仕方で、意味は随分と変わってくる経験をした人も多いと思います。

恋も同じで、その人の思いによって進む方向はさまざま。今回は、まったく正反対の性格をしているふたりが出会ったことで動き出す人間模様を描いた、秋山はる先生の『私のブルーガーネット』を紹介します。

【作品紹介】

主人公はふたりの女性、伊波紺と遠山藍です。

紺は24歳で無職。転職活動をしている中で行き詰まり、みんなができることを普通にできないことで悩んでいます。

そんな彼女が偶然出会ったのは、遠山藍。

藍は、突然姿を消してしまった恋人の楓を探していました。

そのままやり過ごすこともできた紺でしたが、偶然であった藍に少しずつ惹かれていき、気がついたら藍に「私も探すのを手伝う」と言い、ふたりで無計画な旅に出かけます。

そこから動き出した人間模様を描いた、大人百合です。

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【見どころ】

本作の見どころは、大人の三角関係にあります。

謎の失踪をした楓
楓を探し続ける藍
藍に惹かれる紺

それぞれの交錯する思いは、どこに行き着くのか。

まだ1巻しか出ていないので、先がまったく読めない分、続きが楽しみですね。

【作品データ】
・作者:秋山はる
・出版社:白泉社(MELODY)
公式ページにて、一部の話を試し読みできます
・刊行状況:既刊1巻