「外科医」と聞いて、皆さんはどのようなイメージを持っていますか?重症の患者さんを手術で治すというイメージを持つ人が多いかもしれませんね。医師の力を実感してもらいやすいため、あらゆる診療科の中でも花形と呼ばれやすいのは確かです。
実際、かなりのハードワークなので、外科医を志望する医師は意外と少ないとも言われています。そんな外科を志望した研修医が奮闘する様子を描いたコミックエッセイが、水谷緑先生の『まどか26歳、研修医やってます!』です。
【作品紹介】
主人公は、若月まどか。医大を卒業したばかりの26歳で、外科医を目指して研修医をやっています。
「手術ってかっこいい!手術がしたい!」と思い、外科医に憧れて外科の世界に飛び込んだまどかですが、決して甘くない世界でした。
食事は3食ともカップラーメン、睡眠時間は平均4時間、手術室は寒い……
カリスマドクターには「医者なんかやめちまえ!!」と罵倒される日々。
それでも、男だらけの過酷な職場の中、逆境に負けることなく、生命と真剣に向き合うコミックエッセイです。
『まどか26歳、研修医やってます!』新装版が本日発売です!https://t.co/YGYUdWm705
ドラマが2025年1月14日(火)TBSでよる10時からスタートです!
よかったらよろしくお願いいたします! https://t.co/7X2JAOviav pic.twitter.com/4iZrk9SW5K— 水谷緑 まどか26歳、研修医やってます!ドラマ化/「山怪」漫画連載中/僕は春をひさぐ発売中 (@mizutanimidori) December 24, 2024
【作品の見どころ】
本作の一番の特徴は、コミックエッセイらしく研修医および医師の仕事を、わかりやすく紹介しているところにあります。
プロローグ・人物紹介・あとがきを除くと、構成は全四章。
- 第一章 猛ダッシュ!女子研修医の日常
- 第二章 女子研修医は見た!知られざる医者の世界
- 第三章 女子研修医の恋愛事情
- 第四章 女子研修医の決断
どの職業にも大変な面がありますが、研修医の2年間は特に大変です。その間は、あらゆる診療科を回ってすべての診療科を経験するので、その期間を経て専攻する診療科を決めなければなりません。
恋愛事情なども含めて研修医の事情を、さまざまな側面から解説しているので、知られざる側面を知れる点で、おすすめの一冊といえるでしょう。
【作品データ】
作者:水谷緑
出版社:KADOKAWA
※カドコミにて一部試し読みできます
刊行状況:全1巻