ほのぼの系百合コメディ『佐久間巡査と花岡巡査は付き合いはじめた』

人口学研究会の研究調査によると、性的指向が同性(ゲイもしくはレズビアン)と答えた人が0.7%、両性(バイセクシャル)と答えた人が1.4%いることが明らかになっています。つまり、約70人に1人は同性に好意を抱いているわけです(出典:人口学研究会)。

1クラスを40人とした場合、2クラスに1人はいる計算となるので、身近に同性愛者や両性愛者がいても不思議ではありません。今回は、警察の交番を舞台に展開するほのぼの・ラブラブ百合コメディとして、ぷらぱ先生の『佐久間巡査と花岡巡査は付き合いはじめた』を紹介します。

【作品紹介】

本作の舞台は、南秋葉原交番。佐久間るる巡査と花岡栞巡査の先輩後輩コンビを主人公に、物語が展開します。

関西弁で幼児体型、サブカルが好きな佐久間巡査と、ふくよかな体型で真面目、独占欲が強い花岡巡査は、あたふたする先輩と積極的に迫ろうとする後輩のコンビです。

ひょんなきっかけで付き合うことになった、ふたりの女性警官による百合コメディです。

警察が舞台ですが、あまりお仕事色はありません。

【作品の見どころ】

物語はほとんどが四コマで展開し、キスシーンや女性同士が行うスキンシップのシーンもあるものの、あまりエッチな描写はなく、ほのぼのとした描写が続く感じです。

脇役の百合カップルも含め、ゆるやかでイチャイチャする描写が描かれているので、百合の尊さを楽しみたい人よりは、ふわふわした雰囲気の百合作品を好む人が楽しめる作品といえます。

絵柄は全編通してきれいなので、絵柄を楽しみながら読みすすめるのもおすすめです。

【作品データ】
作者:ぷらぱ
出版社:KADOKAWA(電撃コミックスNEXT)
カドコミにて一部試し読みできます
刊行状況:全2巻