多くの会社に、もしくはコミュニティに高い確率でいるのが、自称サバサバしている女性。巷では「自称サバサバ系」とか「自サバ女」と呼ばれています。しかし、その中身はというと、サバサバとは程遠いケースがほとんど。
本当にサバサバしている人は目立たず、真面目に仕事をしています。その一方で、自称している人は、周囲に迷惑をかける言動で嫌われているのが関の山です。そんな自称サバサバ女子と、それに振り回される周辺のやり取りを描いた作品として、作画に江口心先生、とらふぐ先生原作の『ワタシってサバサバしてるから』を紹介します。
【作品紹介】
本作の主人公は、28歳のOL網浜奈美。肥満体型で「私ってサバサバしてるから」が口ぐせの女性です。
しかし、実際はその言葉とは裏腹に偏った主張を繰り返し、ネチネチと嫉妬深く攻撃する一面があります。そのため、周囲からはかなり疎まれて嫌われているようです。
そのため、最初に働いていた出版社で編集部の事務職として働いていても、能力不足ばかりか周囲といざこざを起こしてばかりだったので、社史編纂室へ移動になった末に自主退職する羽目に。
しかし、あまり自己主張をしない男性や女性には、なぜか憧れられてしまうなどカリスマ性もあります。
そんな奈美が各所で巻き起こす騒動を描いた、自称サバサバ女をクローズアップしたマンガです。
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【作品の見どころ】
本作の見どころは、自サバ女(自称サバサバしている女)の網浜奈美と周囲とのやり取りです。
特に、仕事で一緒に働く機会の多い人たちは、彼女の本性を見抜いており、彼女のことを蛇蝎のごとく嫌っている描写が見られます。本田さんのように真性サバサバ女であれば、いい迷惑と思っていても不思議ではないでしょう。
ただ、一部の本性に気づいていない社員や彼女に媚を売られやすい人たちには尊敬されており、その対比が魅力といえます。
主人公の網浜奈美は、特定のモデルとなる人物はいません。しかし、読んだ人のレビューには「知人に似たようなタイプの人がいる」という声が多く寄せられました。その他にも、似たような人に出会ったら本田麻衣の言葉を参考にして切り返そうと思うという声も多かったとのこと。
インターネット上ではバナー広告が多数出されたことで注目された他、身近にいる自称サバサバ女の体験談を語ることがブームになるなど、影響力の多いマンガです。
【作品データ】
・作画:江口心
・原作:とらふぐ
・出版社:小学館(BCペーパーバックコレクション)
※公式ページで試し読みできます
・刊行状況:既刊3巻