朗読を舞台にした青春グラフィティ『花は咲く、修羅の如く』が2025年にアニメ化!

『花は咲く、修羅の如く』のレビュー記事はこちら

コミカライズおよびアニメ化された『響け!ユーフォニアム』を代表作に持つ、武田綾乃先生がマンガ原作者としてデビューした作品こそ『花は咲く、修羅の如く』です。

京都府立すももが丘高校放送部を舞台とした作品で、放送部に入部した主人公が先輩・同級生・顧問の先生との出会いを通して、成長していく過程を綴った物語が、2025年にアニメ化されます。

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【『花は咲く、修羅の如く』とは?】

主人公は、人口600人ほどの小さな島・十鳴島に住む高校1年生の女の子・春山花奈。すももが丘高校に進学した彼女は、毎日フェリーに乗って通学しています。

花奈は朗読が好きで、島の子どもたち向けに朗読会を行うほどです。物語は、高校進学前に行っていた朗読会を、放送部部長の薄頼瑞希が聴いているところからスタート。

花奈の声を聴いた瑞希は、その声に人を惹きつける何かを感じて声をかけます。

入部後は、副部長の整井良子や同級生・顧問との出会いを通して、朗読の奥深さを知る花奈。

声が紡ぐ高校生の青春物語を、武田綾乃先生の原作・むっしゅ先生の作画で描いたマンガです。

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【もっとも印象に残っている言葉】

本作では、さまざまな名場面があります。

その中で、筆者が印象に残っている言葉を紹介しましょう。

”大会に出る以上、評価と結果は必ずついてくる
でも、好きなものを選ばないのなら、私が読む意味がない”

(第6話より)

こちらは副部長を務める良子のセリフですが、まさにそのとおりだと思います。

部活にせよ仕事にせよ、必ず評価と結果がついて回るものの、それが必ずしも臨むものとは限らないのが現実です。

その中で「失敗したっていい。周囲の目を気にせず、好きなようにやっていい」と、緊張する花奈を励まします。

この言葉に勇気をもらった人も多いのではないでしょうか。

【アニメのキャスト】

公式ページおよび公式Xでは、まだ2025年アニメ化決定としか発表されていません。

放送時期・放送局とも未定です。

キャストは、主要人物のみ公開されています。

  • 春山花奈(CV:藤寺美徳)
  • 薄頼瑞希(CV:島袋美由利)

放送部を舞台にした作品で、声にまつわる描写も多いため、演じる声優さんは大変だと思われます。

ただ、朗読をテーマにした作品は少ないので、アニメでどのように表現されるのかは非常に楽しみです。

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【作品データ】
作画:むっしゅ
原作:武田綾乃
出版社:集英社(ウルトラジャンプ)
※「となりのヤングジャンプ」で試し読み可
刊行状況:既刊7巻