【特集:『はたらく細胞』シリーズ-26】 お薬とタッグで病気を退治『はたらく細胞 おくすり』

風邪をひくなど病気になったとき、痛みが出たときなど、自然治癒力だけではどうにもならなると、それらの症状を改善するために医薬品を服用します。ただし、服用後すぐに効果が出るわけではなく、ある程度の時間が経過してから効能が現れるのが通常です。

その中で、おくすりと協力して体内のピンチから守るべく休まずに働き続けるのが、私たちの体内に約37兆個ある細胞たち。そんな細胞・医薬品の働きについて、擬人化したマンガとして『はたらく細胞 おくすり』を紹介します。原作・構成を割田コマ先生、作画を九似良先生が担当。本作がシリーズ第12作目のスピンオフです。

『はたらく細胞』シリーズでは、人間の体内を舞台に赤血球や白血球などの細胞、アデノウイルスやピロリ菌などのウイルス・細菌を擬人化していることが特徴です。本作も例外ではなく、人間の体内を舞台に、病気になったときの細胞とおくすりを擬人化して、その働きについて描いています。

病気になった際に細胞がどのように働くのかはもちろんのこと、お薬を服用したときに、どのような役割を果たすのかが、本作のメインテーマです。

1巻では、下記について描かれています。

  • 非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)
  • 水ぼうそうワクチン
  • 抗真菌薬
  • 制酸薬・酸分泌抑制薬

なお、薬についてはすべて女性のキャラクターです。

病気になると、多くの人が医薬品の力を借りて治癒を目指します。

薬に関する知識を増やすためにも、本作を読んでおいて損はないでしょう。

【作品データ】
作画:九似良
原作・構成:割田コマ
監修:清水茜
出版社:講談社(月刊少年シリウス)
コミックDAYSでも読めます
刊行状況:既刊1巻