オリンピック金メダリストの実話!『JJM 女子柔道部物語 社会人編』がスタート!

柔道とマンガは、実は親和性が高いテーマのひとつです。実際、柔道を扱ったマンガは名作も多くあります。『帯をギュッとね!』『花マル伝』など、男子柔道を描いたものから『YAWARA!』や『もういっぽん!』『All Free!』など、女子柔道を描くものまでさまざま。

その中でも、根強いファンが多くいるのが小林まこと先生の作品。アトランタオリンピック女子63kg級金メダリストでもある恵本裕子さん原作で、2016年よりスタートしたのが『JJM 女子柔道部物語』です。その社会人編となる『JJM 女子柔道部物語 社会人編』が、いよいよこの10月よりスタートしました。

主人公は、後のオリンピック金メダリストとなる神楽えも。高校3年の部活引退後からストーリーが始まります。部活引退後のえもは、美容に力を入れていて、柔道を続けようとは微塵も思っていなそうな描写が印象的です。

それはさておき、1~4話までは社会人でも柔道を続けることになった理由が、面白おかしく描かれています。

小林まこと先生が描く作品に共通した特徴は、熱血さの中にギャグを入れて描いている点です。大きくタメを作っておいて、大げさな表情を交えて喜怒哀楽を表現することで笑える作品に仕上げています。

社会人になると、なかなか勢いだけでは勝ち上がれなくなり、大きな壁にぶち当たる描写も多くなるでしょう。そのあたりも、原作者の惠本さんが語るはず。彼女の実話を作者がどのように描いていくかが今後の楽しみです。

一度は、マンガ家引退を宣言したのを撤回して始めた本作。今後も楽しみに読んでいきます。

【作品データ】
・作画:小林まこと
・原作:恵本裕子
・出版社:講談社
※COMIC DAYSにて連載中
高校編は『JJM 女子柔道部物語
社会人編は『JJM 女子柔道部物語 社会人編
・刊行状況:高校編 既刊15巻