『新クレヨンしんちゃん』および『野原ひろし昼メシの流儀』が連載されていた「まんがタウン」が、2024年1月号(12月5日発売分)で休刊となり、約23年間の歴史に幕を下ろしました。
同誌は、増刊の「クレヨンしんちゃん特集号」から誌名変更して創刊された雑誌で、『クレヨンしんちゃん』シリーズとともに歩んできた雑誌でした。気になる今後の掲載メディアは、雑誌ではなく公式サイトの「まんがクレヨンしんちゃん.com」です。コミックスは、今後も変わりなく双葉社より販売されます。
【新クレヨンしんちゃんとは?】
『クレヨンしんちゃん』の作者だった臼井儀人先生が2009年に死去(連載は2010年2月号まで継続)。連載終了から半年後、2010年8月号より「臼井儀人&UYスタジオ」名義で連載開始した作品が『新クレヨンしんちゃん』です。
主人公は、埼玉県春日部市に住む5歳の幼稚園児・野原しんのすけ。マイペースな彼が引き起こす騒動に振り回される、家族および幼稚園の先生たちなど周囲の大人、幼稚園の友だち(カザマくん・マサオくん・ボーちゃん・ネネちゃんなど)との日常を描いています。
『クレヨンしんちゃん』の連載開始当初は、ブラックユーモア色の強い作風でした。しかし、アニメ化以降は小さい子どもたちが見ていることから、ホームコメディー路線に変更。その路線は、『新クレヨンしんちゃん』にも引き継がれています。
【野原ひろし昼メシの流儀とは?】
『野原ひろし昼メシの流儀』は、その名前のとおり『新クレヨンしんちゃん』では父ちゃんとして登場する野原ひろしを主人公に、海外の料理や日本の郷土料理、B級グルメなどさまざまな昼メシを紹介する作品です。
その特徴は、ひろしの持つ昼メシの流儀や、料理へのこだわりが発揮されているところにあります。
主人公の設定は、原作どおり双葉商事の営業二課・係長です。そのため、主要な登場人物は会社の同僚(川口さん・草加ユミさん)および上司(部長)に限定されます。妻・みさえと子ども(しんのすけ・ひまわり)も出てくるものの、セリフ・シルエットのみです。
【公式サイト-まんがクレヨンしんちゃん.comとは?】
「まんがクレヨンしんちゃん.com」とは、過去の作品も含めて作品を紹介している公式サイトです。
執筆した12月26日現在では、下記が公開されています。
- 新クレヨンしんちゃん(横読み)
- 新クレヨンしんちゃん(縦読み)
- クレヨンしんちゃん
- 野原ひろし昼メシの流儀
- しん次元! クレヨンしんちゃん THE MOVIE 超能力大決戦
- 映画クレヨンしんちゃん(ブリブリ王国の秘宝)
現在は、過去のコミックスから一部抜粋・編集されたものを公開。
毎日更新されており、最初の3作品+最新の5~6作品の合計8~9作品を読めるサイトです。
『新クレヨンしんちゃん』『野原ひろし昼メシの流儀』とも、2024年1月に最新作が公開されるので、それまで楽しみに待っておきましょう。
【新クレヨンしんちゃん作品データ】
作者:臼井儀人&UYスタジオ
出版社:双葉社
※まんがクレヨンしんちゃん.comにて連載
刊行状況:既刊13巻
【野原ひろし昼メシの流儀作品データ】
作画:塚原洋一
キャラクター原作:臼井儀人
出版社:双葉社
※まんがクレヨンしんちゃん.comにて連載
刊行状況:既刊11巻