戸塚純貴の主演で『かりあげクン』実写ドラマ化、樋口日奈がOL、温水洋一が社長に

連載42年にもわたる人気4コマ漫画『かりあげグン』(植田まさし)が実写ドラマ化されます。

双葉社の「月刊まんがタウン」「週刊大衆」などで連載されてきた本作。中堅商社「ほんにゃら産業」に勤める独身の平社員、かりあげ正太(かりあげ しょうた)が主人公。名前が先か髪型が先かは分かりませんが、後頭部下をキッチリ刈り上げたヘアースタイルがトレードマークです。

間違いなくダメ社員なのですけれども、無能ではなく性格的に難ありのダメ社員で、営業成績は常にビリばかり。それでもクビにならないのは、少なからず有能なところがあるからと見ています。特にいたずらに関しては天才的な頭脳を発揮しますし、いたずらを実行する際には器用さも発揮していますしね。そんなかりあげクンがいたずらしたり皮肉をいったりする展開が4コマ漫画となっています。

1989年にはフジテレビ系列アニメ化。ほぼ原作通りの内容でした。DVDが発売されていますので、興味のある方はどうぞ。そしてこの度、BS松竹東急「土曜ドラマ」枠で実写ドラマとなります。ツイッターと同様ですが、双葉社の「かりあげクンコーナー(https://www.futabasha.co.jp/kariagekun/)やBS松竹東急の「かりあげクン」(https://www.shochiku-tokyu.co.jp/kariagekun/)では、主人公を演じる戸塚純貴のビジュアルが公開中。漫画ほどではないものの、しっかり後頭部を刈り上げている様子が伺えます。

その他のキャストでは、かりあげクンのいたずらターゲットになりがちな木村課長をお笑いコンビ「イワイガワ」の岩井ジョニ男さん、木下社長を温水洋一さん、太田係長を野口かおるさんが演じます。タイトルにある元乃木坂46の樋口日奈さんはドラマオリジナルキャラクターのOLとなるのだとか。うーん、どうなんでしょうね。

漫画のかりあげクンは正直モテません。何かと知り合いの女性とデートに出かける場面こそ描かれているのですが、本人の性格や言動もあって嫌がられるのが常。それでも女性との縁が途切れないのは、会社をクビにならないのと同様に、どこか見どころがあるからだと思うんですけどね。

しかしオリジナルキャストで樋口さんを登場させると言うことは、ドラマでは恋愛っぽい展開があるのでしょうか。「それはかりあげクンっぽくないなあ」と思ってしまうんですけどね。第一話の放送は年明け1月7日の23:00~23:30。どんな内容になるのか楽しみにしましょう。

【作品データ】
作者:植田まさし
連載:「月刊まんがタウン」「週刊大衆」連載中
刊行状況:1~67巻発売中、以下続刊