突然モテはじめた無自覚な女たらし! メイと5人の女の子の物語『どれが恋かがわからない』

誰でも、一生のうちに3回はモテ期がくると言われています。あまりたくさんの人に告白されても困るかもしれませんが、実際に告白されたら嬉しいものですよね。異性が好きな人であれば異性、同性に恋する人であれば同性に告白されたらなおさらでしょう。

突然告白された女性と、彼女の周りに現れる女の子たちとの日常を描く日常系百合マンガとして今回ご紹介するのが『どれが恋かがわからない』です。作者の奥たまむし先生は『明るい記憶喪失』などを代表作に持っています。

主人公は大学1年生の空池メイ。物語は高校の卒業式当日、片想いしていた友人に告白しようとしたところからはじまります。肝心の告白は失敗でした。その後入学した大学では「ぜったいに彼女を作る!」と意気込んで入学します。

その意気込みも空回りに終わるかと思いきや……。

なぜかメイのもとに女の子たちが次々とやってきます。

  • 白沢リリ(ちょっとだけアイドル)
  • 百目鬼マリア(心理学科の教授)
  • 湊(演劇部所属、王子様的な女性)
  • 味間カリン(役者)
  • カオル(寮で同室の先輩)

全員がメイに好意を寄せているのです。

そしてメイも全員のことが好きで、タイトル通り『どれが恋かがわからない』という状態になっています。

コミックスが発売されたのは今年4月ですが、それに先立って主人公のメイ役で健屋花那さん、最初に出会ったリリ役に高野麻里佳さんなど豪華なキャストで第1話がボイスコミックになっています。

ボイスコミックもかなり可愛いので、ぜひYoutubeをご覧ください。

作風は、百合でありながらコメディタッチの作品です。

奥たまむし先生は、絵柄から見てもわかるように「明るく楽しい」作品が特徴なので、本作もおそらく明るく楽しく物語が展開するのではないでしょうか。

実際、主人公を含めた各キャラクターも可愛く描かれています。

いわゆる性的な描写もないので、百合が好きな人はもちろんながら、コメディ作品が好きな人にもおすすめできる作品です。

【作品データ】
・作者:奥たまむし
・出版社:KADOKAWA(MFCキューンコミックス)
・刊行状況:既刊1巻