働いている人たちの大半は、毎月決められた小遣いの中でやりくりする「お小遣い制」で毎月暮らしています。使える金額が制限されていることもあり、一見すると不便だと思う人もいるでしょう。
しかし、多くの人は少ないお小遣いの中で工夫をして、毎日の暮らしを楽しんでいます。そんな男女の節約ライフを追ったコミックエッセイが、吉本浩二先生の『定額制夫の「こづかい万歳」〜月額2万千円の金欠ライフ〜』です。本作は過去に「王様のブランチ」や「アメトーク!」「週刊SPA!」などのメディアで取り上げられています。
主人公は「俺」こと、マンガ家・吉本浩二先生ご本人。時々、主人公の妻も登場しています。ちなみに作者は月21,000円、奥さまは月7,000円とのことです。
作者の妻は第1巻で登場、その「最強節約生活」が描かれています。ボイスコミックにも取り上げられているので、興味のある方はぜひご覧ください。
こんなのあったんだ。日高屋いきたくなってきた… RT 【漫画】こづかい月7千円⁉超ドケチな妻の最強節約生活!「川島・山内のマンガ沼」でも紹介された『定額制夫のこづかい万歳』【ボイスコミック】【公式】 https://t.co/MhxEWGVgMY @YouTubeより
— gock (@gock45) September 25, 2022
タイトルが示すとおり、作品内には毎月定額のお小遣いでやりくりする男女が登場。その金額は、収入に応じて0円~30,000円までさまざまあります。それぞれが創意工夫して日々を楽しんでいる様子をルポ風に描いたコミックエッセイです。
絵柄は昭和のレトロ感を連想させるようなテイストなので、キレイな絵柄を好む人が多くなっている現在では賛否が分かれるところだと思います。しかし細部まで細かく書き込みがあり、リアル感を生み出している点は高ポイントでしょう。
例の部分が動画になってたので共有します!
定額制夫のこづかい万歳 」って漫画です😂https://t.co/dcA9oVtkQ8— ぺちこ (@pechico_v) September 22, 2022
少し言葉は悪いですが、現代はあまりお金を使わなくてもそれなりの生活ができる時代。とはいえ国内外のさまざまな情勢で物価は上がりつつあり、節約スキルはあったほうが良いでしょう。世の中のお小遣いでやりくりするすべての人におすすめしたい作品です。
【作品データ】
作者:吉本浩二
出版社:講談社(週刊モーニングにて不定期連載)
刊行状況:既刊4巻