週刊少年ジャンプ 2022年38号(2022年8月22日発売)

■掲載漫画ピックアップ

●『あかね噺』(原作:末永裕樹 作画:馬上鷹将)
「寿限無」を続ける朱音。噺は淡々と進んでいくが、例年の可楽杯特有の熱気はなくなり、会場は技術を競う場から、観客が噺を楽しむ場に変わっている。それは朱音の登壇によって変えられたものなのかも知れなかった。記者でさえ記事にするメモを忘れて聞き入ってしまう出来栄えの「寿限無」。果たして結果は?!そして一生と邂逅を果たす朱音が唯一聞きたいこととは──!?

●『アオのハコ』(三浦糀)
文化祭の演劇では、降ってきた紙吹雪でキスしたように見えたようだったが、本当はギリギリのところで止まっていたらしい。大喜と雛が付き合っているのではないかと邪推する声もある中、大喜ははっきりと「茶化すようにそういう話されるのはイヤだからやめてほしい」と周囲に真摯に伝えた。匡には雛のことを少しでも好きになっていないのかと問われるが、大喜は躊躇なく「俺が好きなのが千夏先輩」と答える。

●『夜桜さんちの大作戦』(権平ひつじ)
百の植えた種によって、双刃と辛三が黒髪の敵になってしまった。行動や人格に違和感はなく、普通の催眠ではないらしいことがわかるが、二人に寄生した「何か」を摘出しなければ戻らないらしい。結局百に連れられて二人は姿を消してしまう。それまでの情報は四怨を通してきょうだいで共有してあるので、まずは家族会議を始めることにする凶一郎だった。家族を奪われたなら、家族と取り返すまでだ──!!

■掲載順チェック!
【今号の掲載順】
あかね噺(原作:末永裕樹 作画:馬上鷹将) <巻頭カラー>
ONE PIECE(尾田栄一郎)
呪術廻戦(芥見下々)
アオのハコ(三浦糀)
僕のヒーローアカデミア(堀越耕平)
逃げ上手の若君(松井優征) <センターカラー>
SAKAMOTO DAYS(鈴木祐斗)
高校生家族(仲間りょう)
夜桜さんちの大作戦(権平ひつじ)
マッシュル-MASHLE-(甲本一)
明日あきらの掌(小林おむすけ) <センターカラー> <読切>
PPPPPP(マポロ3号) <センターカラー>
ブラッククローバー(田畠裕基)
僕とロボコ(宮崎周平)
ウィッチウォッチ(篠原健太)
アンデッドアンラック(戸塚慶文)
すごいスマホ(原作:冨澤浩気 作画:肥田野健太郎)
地球の子(神海英雄)
ドロンドロロン(大須賀玄)
ALIENS AREA(那波歩才)
《休載》
ルリドラゴン(眞藤雅興)
HUNTER×HUNTER(冨樫義博)

【コメント】
無事可楽杯を終えた『あかね噺』は、対峙することになる二人が気になる展開だ。強敵に遭遇した『逃げ上手の若君』も、弧次郎があっさり吹き飛ばされて前途多難。シンが新しい武器を手に入れた『SAKAMOTO DAYS』にも期待が高まる。小学生祓い師を描いた『明日あきらの掌』にもほっこりさせられた。次号は『アンデッドアンラック』に重大発表があるらしいのでお見逃しなく!!