【特集:『はたらく細胞』シリーズ-21】 細胞と裏社会のコラボ!『はたらく細胞イリーガル』

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「人間の体内で働いている細胞を擬人化する」というコンセプトで瞬く間に人気となった『はたらく細胞』シリーズ。本編連載中からメディアミックスとしてスピンオフマンガが各誌で連載される、稀有な展開を見せていました。

今回紹介するのは『はたらく細胞』シリーズの最新スピンオフで、橋本カヱ先生原作、次恒一先生作画、清水茜先生監修の『はたらく細胞イリーガル』です。タイトルとなっているイリーガル(illegal)には、「違法の・不法の」という意味があります。タイトル通り裏社会に生きるアウトローな人間の体内が舞台です。

アウトローな世界にいる人間の体内を舞台にしているだけあって、擬人化されている白血球・赤血球などもどこか裏社会にいそうな雰囲気が漂っています。本作でのテーマも、そのタイトルどおり違法薬物乱用や刃傷沙汰などが体内に及ぼす影響です。

作画担当者の次恒一先生は、かっこいい絵柄に定評があり、本作でもその魅力がいかんなく発揮されています。

2022年5月時点でシリーズ累計930万部を突破する『はたらく細胞』シリーズ。その最新作となる本作の今後の展開が楽しみですね。

【作品データ】
作画:次恒一
原作:橋本カヱ
監修:清水茜
出版社:講談社(※ヤンマガWebで掲載)
刊行状況:既刊1巻