鞠佳は百日で絢の手に落ちるのか!? 『女同士とかありえないでしょと言い張る女の子を、百日間で徹底的に落とす百合のお話』

株式会社電通内の「電通ダイバーシティ・ラボ」が、2020年12月に全国20~59歳の合計6万人を対象に行った「セクシャル・マイノリティ(LGBTQ+)層に関する調査」によると、日本国内にいるLGBTQ+層の割合は約8.9%、その中にもLGBT以外のセクシュアリティも半数近くは占めるそうです。

みかみてれん先生はライトノベル作家であるとともに、マンガの原作者でもあります。中でも得意なジャンルはファンタジーと百合。そんな彼女の作品をコミカライズしたものが、かやこ先生が作画を担当した『女同士とかありえないでしょと言い張る女の子を、百日間で徹底的に落とす百合のお話』(以下、『ありおと』)です。

主人公はモテ系JKの榊原鞠佳。彼女は友だちの「もし女子にコクられたらどーする?」という言葉にこう答えました。「いやいや。女同士とかありえないでしょ」それを聞いていたのが、どこか不思議な空気を持っている不破絢です。

彼女はLGBTQ+のひとりで、「女同士なんてありえない」という鞠佳に100万円を出して「1日1万円で、100日間あなたを買うわ。女同士が本当にありえないか試してあげる」と持ちかけます。その日から手を握ったり、顔を優しくなでたり、〇〇したりして百合の世界に落とそうと試みます。100日後、鞠佳と絢の関係はどのようになっていくのでしょうか。

先にも書いたように、原作となったのはみかみてれん先生の同タイトルの小説です。最初はKindleを使った電子書籍(みかみてれん文庫)として発売され、個人出版では異例の累計1万部超えの大ヒットを記録。これがGA文庫(SBクリエイティブ)で発売され、今回のコミカライズにつながりました。

みかみ先生の作品でマンガ化されたタイトルは、その面白さが倍増します。『ありおと』もその期待に違わぬものでした。同じLGBTQ+の人も、主人公と同じく「ありえない」と思っている人も読んでみると、その世界観にどっぷりとハマってしまいます。

【作品データ】
作画:かやこ
原作:みかみてれん
キャラクター原案(イラスト):雪子
出版社:スクウェア・エニックス
※マンガUP!アプリ(iOS/Android)で閲覧可能
刊行状況:既刊1巻
※小説は3巻まで刊行