【特集:臼井儀人シリーズ-2】笑いと感動のファミリーマンガ『新クレヨンしんちゃん』

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『クレヨンしんちゃん』は作者でもあった臼井儀人先生が2009年9月に死去したため、本人執筆の遺稿を掲載した2010年2月(3月号)で一旦連載が終了しました。

死去以降に何度も話し合いが重ねられ、2010年5月~7月にかけて傑作選が掲載されました。そして半年の準備期間の後、作者の元アシスタントが「臼井儀人&UYスタジオ」名義で2010年8月より連載を開始したのが今回ご紹介する『新クレヨンしんちゃん』です。

主人公は引き続き、春日部市に住む5歳の幼稚園児・野原しんのすけ。前作の初期から中期にかけては、どちらかというとブラックユーモア色が強い作風でした。しかし、だんだんホームコメディ路線が強くなっていきます。

これについては本作でも引き継がれており、しんのすけを中心としたホームコメディという色合いが強い作風です。ただ、現在のところは多くても2話で完結するものが多く、前作のように長期シリーズとなるものは少ない傾向にあります。

作者が代われば違和感を覚える人もいますが、元アシスタントの方が描いているだけあり、臼井儀人先生の絵柄を完全に再現しています。また、前作でよく見られた外伝もところどころで描かれており、ホームコメディとしての視点とは異なる『新クレヨンしんちゃん』を楽しめるのではないでしょうか。

普段はアニメで見ているという方も、ぜひ一度は原作を読んでみられることをおすすめします。

【作品データ】
作者:臼井儀人&UYスタジオ
出版社:双葉社
刊行状況:既刊10巻