【特集:『はたらく細胞』シリーズ-12】 細胞の活動を日常生活風に描いた『はたらく細胞フレンド』

『はたらく細胞』シリーズ-11は、こちらよりどうぞ

毎週土曜日深夜のアニメも好評な『はたらく細胞』と『はたらく細胞BLACK』2作。『はたらく細胞』シリーズにはたくさんのスピンオフがあり、人間の体内で細胞がどのように働いているのか、擬人化して描かれているのが特徴です。

シリアステイストな作品もありますが、多くは本編・スピンオフともコミカル風です。その中でもコミカルさの強い作品が、今回ご紹介する『はたらく細胞フレンド』です。本編の作者でもある清水茜先生が監修、黒野カンナ先生が原作を書き、和泉みお先生が作画を担当しています。

物語の主人公はキラーT細胞。キラーT細胞といえばウイルスに感染した細胞やがん細胞と戦っていることもあり、強い細胞というイメージですね。しかし、作中では本当は小心者のキャラとして描かれ、友達が欲しいと思っています。その他、赤血球や白血球、ナイーブT細胞などが登場し、彼らの活動を日常生活風に描いた作品に仕上がっています。

掲載誌が『別冊フレンド』ということもあり、少女マンガの絵柄・作風です。本編および他のスピンオフを読んでいる方にとっては、そこが違和感になる人もいるでしょう。しかし、絵柄や筆致はとても丁寧できれいなので好感が持てます。

キラーT細胞は強くて怖そうな外見に、内心では「友達が欲しい」とか「嫌われているんじゃないか」と思っているなど、人間くさい一面が描かれています。そのあたりを高く評価している人もいるので、ぜひ手にとって読んでみてください。

【作品データ】
作画:和泉みお
原作:黒野カンナ
監修:清水茜
出版社:別冊フレンド(講談社)
刊行状況:既刊5巻