人間の体内にはいくつ細胞があるか、ご存知でしょうか。なんと、約37兆2,000億個もの細胞が、日々休むことなく働いています。この細胞のおかげで、私たちは病気しても回復したら再び元気に動くことができているのです。
そんな細胞たち(主に免疫系の諸細胞)を擬人化して、私たちの体内で行っている日常の活動を描いた物語が、今回ご紹介する清水茜先生の『はたらく細胞』になります。ストーリーは基本的に1~2話完結型で、新米の赤血球「AE3803」や白血球「U-1146」などを中心とした群集劇のような形式で細胞達の日常を描いた作品です。
作品の特徴としては、人間の体内を街にたとえ、その中で働いている細胞(赤血球や白血球、マクロファージなど)を擬人化している点にあります。赤血球は可愛い女の子、白血球は男性、T細胞はマッチョキャラというようにキャラ付けがされており、それぞれが協力し合いながら体内で起こるさまざまな出来事に対処しています。
また、それぞれのキャラクターの個性と絵柄がはっきりしているので、そのあたりの評価が高い点も特徴といえるでしょう。
はねバド、はるかなレシーブ、よくできたスポーツもので、面白い。
はたらく細胞、絵柄と声の強みもあり、面白い。— 西城恵(神威菜香)リハビリ中C98落選 本だけは作ろう (@psijho) July 22, 2018
やべぇぇぇぇぇぇえーー!!ww
はたらく細胞めちゃくちゃおもしれぇぇぇぇぇぇぇえーー!!ww
白血球かっけぇぇえ!!w
キラーT細胞イケボォォオ!w
血小板めちゃくちゃかわええぇぇぇぇぇぇえーー!!www
そして菌と戦う時の絵柄が完全に戦闘系アニメwww#はたらく細胞 pic.twitter.com/XTVW0f1N8m— けんとるポケとる (@saioreKENTO) July 8, 2018
月刊少年シリウスにて2015年3月号から連載を開始して、2018年9月号まで掲載後、2年ちょっとお休みをしていましたが、2020年12月号より新エピソードの連載が再開されました。また、それに先立ち、新しいスピンオフ作品として本作でもおなじみの好中球(1146)に後輩(桿状核球)ができたところからはじまる『はたらく細胞WHITE』が2020年11月号からはじまりました。
新エピソードと新しいスピンオフ作品がどのような展開を見せるのか、今後が楽しみですね。
【作品データ】
作者:清水茜
医療監修:原田知幸
出版社:月刊少年シリウス(講談社)
刊行状況:既刊5巻