経理女子の目線で見る人間模様を描いたお仕事マンガ『これは経費で落ちません!~経理部の森若さん~』

どんな企業でも大切な”経理”業務。経理部門で飛び交う書類は請求書や各種伝票などいろいろとありますが、そこから意外な人間関係が出てくることも。

経理女子が見た人間模様を描いたお仕事マンガが、今回ご紹介する『これは経費で落ちません!~経理部の森若さん~』です。もともとは集英社オレンジ文庫から出ている同タイトルの小説で、それを森こさち先生がコミカライズしました。

主人公は天天コーポレーションの経理部に所属する森若沙名子、27歳。彼女は経理部の一員として、日々多くの請求書や領収書などの書類を処理しています。

もうひとりの主人公は、営業部の山田太陽。ひそかに沙名子へ思いを寄せており、ことあるごとに彼女に告白して、現在のところようやく一緒に食事へ行けるようになったようです。

経理に送られている請求書や領収書は、単にお金の流れを把握するための資料ではなく、その裏に見える人間模様も克明にあぶり出すものです。中には、会社存続の危機となるような問題につながりかねないものもあり、経理部員は問題解決に奔走します。

物語では、沙名子と太陽の恋模様と社内の人間模様が描かれています。

主人公である沙名子の絵柄に関しては、文庫版の表紙に出てくる主人公に寄せて描かれています。キャラクターとしてはルールをきっちりと守る、少し融通が利きにくい部分があるという設定で、マンガ版でもその雰囲気が随所に出ています。

また、すでに小説で出ているものをコミカライズする際は、原作の雰囲気を忠実に再現できるかどうかが求められますが、原作の面白さが忠実に再現されていて良い感じです。

本作は昨年7月末~9月にかけて多部未華子さんが沙名子役、重岡大毅さんが山田太陽役でドラマ化され、視聴者からの評判も上々でした。最終回は太陽が香港へ旅立ったところで終わったので、続編もあるかもしれません。

1月にはドラマのDVDボックスが発売されたので、本編を見ていない人はぜひ見ることをおすすめします。

【作品データ】
作者:森こさち
原作:青木祐子
出版社:Cookie(集英社)
刊行状況:既刊3巻(小説版は6巻まで刊行)