『あおざくら 防衛大学校物語』が実写ドラマ&舞台化!

小学館「週刊少年サンデー」にて好評連載中の『あおざくら 防衛大学校物語』(二階堂ヒカル)がドラマ化されます。防衛相の幹部自衛官を育成する防衛大学校を舞台とした本作。詳しい内容は、「合コン小付」の異名は伊達じゃない!『あおざくら 防衛大学校物語』の記事をどうぞ。

主人公の近藤勇美(こんどう いさみ)を演じるのは、映画版『テニスの王子様』で越前リョーマやBSスカパードラマ『アカギ』で赤木しげるを演じた本郷奏多さん。番組公式サイト(https://www.mbs.jp/aozakura/)のキャスト紹介では、「実際に敬礼や号令など防大生のルールを実際に習ってみて、その難しさに少し緊張しております」とのこと。

その他、近藤と同級生の原田忠を結木滉星さん、沖田蒼司を小澤廉さん、沖田蒼司を小澤廉さんが、先輩となる西脇鷹史を伊阪達也さん、松平容介を狩野健斗さん、坂木龍也を高崎翔太さんが演じるとあります。未発表な岡上乙女らの女性陣のキャスティングが気になるのですが、防衛大学校が中心となりそうなだけに近藤の幼なじみの松井常代、沖田の姉である美月などが出てこないかなと心配です。

Youtubeでは「ドラマ特区『あおざくら』30秒番宣スポット」も公開されていますが見事に男ばかり。

モノローグでは「この物語は青年近藤勇の汗と青春の記録である」と語っているので、やはり女性陣は出てこないのかなと。嫌な予感が当たらないことを願うばかりです。

もう1つ気にかかることとして、当の防衛省などの協力は得られているかがあります。警察ものや防衛もののドラマや映画で警察や防衛省の協力があるとないとではでき上がりに天と地ほどの差が出ます。この春に公開された映画『空母いぶき』は……でした。原作は小学館「ビッグコミック」にて連載中の同名漫画ですが、一番話題になったのはキャストの1人である佐藤浩市さんの発言でしたね。

サンデー漫画家バックステージの10月30日分(https://websunday.net/backstage/nikaido/)によると、作者である二階堂ヒカル先生は「映像化に伴い、実際に存在する公務員の学校の備品をそのままコピーするというのは様々な点でよろしくないので、アレンジが色々と入っております」と語っているので、おそらく防衛省などの協力は得られていないのでしょう。ただし、その後に「漫画『あおざくら』では描写しきれていない号令の部分など、細かいところまで観て楽しんでいただけたらと思います」や、予告を見た感想として「それぞれのキャラクター達に命が吹き込まれた感覚がありました」ともあるので期待することにしましょう。

放送はテレビ神奈川(10月31日23時)、MBS(10月31日深夜0時59分)、チバテレ(11月1日深夜0時)、テレ玉(11月6日23時30分)です。また2020年春には同じキャストで舞台化も予定されているとのこと。テレビドラマの視聴率次第になるかもしれませんが、こちらもどうなるか楽しみにしたいものです。

【作品データ】
作者:二階堂ヒカル
連載:「週刊少年サンデー」連載中(小学館)
刊行状況:1〜13巻発売中(以下続刊)