『凪のお暇』で人気沸騰中であるコナリミサト先生によるもう一作が、この『ひとりで飲めるもん!』です。芳文社「まんがタイムオリジナル」で連載していた本作は、大手化粧品メーカーの広報部に勤めるキャリアウーマンである紅河メイ(べにかわ めい)が主人公。美人でスタイル抜群なだけでなく仕事もできて愛想も良い彼女は、上司からの信頼も抜群で同僚や部下からの評判も上々です。
また、
コナリミサト『 #ひとりで飲めるもん!』(#芳文社コミックス)は2/15(金)発売予定です!https://t.co/c1nLrKHRvx pic.twitter.com/FsFqfkvJRU— まんがタイム編集部 (@mangatime_sp) February 7, 2019
そんな彼女にもストレスが溜まることがあります。そんな時に活用するのがチェーン店での1人飲みです。1軒目(第1話)では天丼チェーンで小天丼とグラスビール、2件目では餃子チェーンで餃子とビール、3軒目ではカフェチェーンでチーズケーキと赤ワインを楽しんでいます。ただし、食べて飲んでしてリラックスすることで、彼女の等身が縮んでしまうんですよね。
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#ひとりで飲めるもん! 第3話— まんがタイム編集部 (@mangatime_sp) January 31, 2019
衣服まで縮んでしまうのは「なぜ?」と思うのですが、そこは漫画ですので突っ込むのはヤボですね。その後もトンカツ、回転すし、ホットドッグなどで一杯飲みつつ気分転換を図っています。そんな場合に彼女からもれるセリフが「なまらうみゃー」です。これは、北海道出身の父親と名古屋出身の母親を持つ彼女が子供のころに作り上げた言葉で、それが生まれたエピソードも漫画内で描かれています。
冒頭に書いたように、コナリミサト先生で注目が集まっている作品が『凪のお暇』です。秋田書店の「Eleganceイブ」で2016年から連載されている作品で、2018年の「第11回マンガ大賞」で第3位となったほか、宝島社の「SPRING」が実施する「カルチャーアワード!2018」のコミック部門で1位、宝島社の「このマンガがすごい!2019」のオンナ編で3位となっています。
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こうなるとコナリミサト先生の他の作品にも注目が集まるのも当然と言えます。移動コーヒー店を経営する、ちょっと変わったところのある主人公を描いた『珈琲いかがでしょう』が、新装版で発売されることにもなりました。『凪のお暇』『珈琲いかがでしょう』、そしてこの『ひとりで飲めるもん!』が2月15日(金)に同時販売されます。
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さて、この『ひとりで飲めるもん!』ですが、2018年12月27日発売の「まんがタイムオリジナル」2月号にて最終軒(最終話)を迎えました。いろいろ仕事で迷った紅河メイがある決断を下すのですけれども、それが何なのかはぜひ本作を読んで欲しいところです。ちなみに最終軒で入ったのは1軒目と同じ天丼や(作中ママ)でした。ただし注文したのはちょっとリッチな……とグラスビールでした。それが何なのかも以下同文です。なお、彼女はエビ天の尻尾は食べる派でした。
【作品データ】
作者:コナリミサト
連載:芳文社「まんがタイムオリジナル」(完結)
刊行状況:2019年2月15日発売予定