12年前、TVアニメ『ONE PIECE』の初代オープニングテーマ「ウィーアー!」でデビューを果たしたきただにひろしさん。「ウィーアー!」でスマッシュヒットを飛ばし、その後も数々のアニソンを歌ってきたきただにさんだが、そんな彼の“原点”について伺った。
■「ウィーアー!」がなかったら、僕は今ここにいません(きただにさん)
──「ウィーアー!」から12年、様々な活動をされてきたきただにさんですが、やはりきただにさんの原点は「ウィーアー!」なんでしょうか?
きただにさん:はい、やはり「ウィーアー!」がなかったら僕はここにはいないですね。自分の人生においても大きなターニングポイントでした。そういうチャンスをもらう瞬間って人生の中で何度かあると思うんですよ。チャンスってその時にを掴めるか、逃してしまうかで人生変わってくると思います。そういうチャンスがきた時に対応できる人間になっておかないといけないなと、後々になって思いました。
──そして、今回も再びチャンスが来たということですね。
きただにさん:そうですね、今回もまさかと思いました。もちろん待っていましたけど(笑)、「ここぞ!」という時に声をかけていただけて、本当に嬉しかったです。『最後の海“新世界”編』ってすごく大切な章なので、『ONE PIECE』ファンとしても嬉しいです。実は単行本1巻と61巻の表紙の背景が同じなんですよ。1巻はルフィとナミとゾロしかいないんですけど、61巻の表紙は同じ背景と同じ配置で、9人いるんです。それくらい尾田先生も思いを込めている新たな章のスタートに、「ウィーゴー!」を歌うことができるのは本当に嬉しいですね。ここで歌えたということは自分としても誇りに思います。もう一生『ONE PIECE』から離れられないですね。