大手食品メーカーの日清グループがインパクト抜群の『名探偵 呂布』を自社サイトに掲載して話題になったのは記憶に新しいが、今度は味の素の公式サイトがすさまじい破壊力のコラボ企画を繰り出してきた。それがサラダ用シーズニング製品「TossSala(トスサラ)」の宣伝漫画、「少年少女和え漫画『江田島塾長チェックメイト!』」である。
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https://www.ajinomoto.co.jp/tosssala/manga/
江田島塾長こと江田島平八は、知る人ぞ知る長編バトル漫画『魁!!男塾』シリーズの名物キャラクター。鍛え抜かれた巨体に驚異の格闘能力、宇宙空間を生身で遊泳できる人外の生命力、そして「わしが男塾塾長!!江田島平八である!!」と一喝するだけで曲者揃いの男塾メンバーをまとめ上げるカリスマ性……主人公ではないが、それ以上ともいえるポテンシャルを秘めた男の中の男だ。
そんな塾長とコラボ漫画で夫婦になるのは、オリジナルキャラの小坂部ぽろん(永遠の21歳)。江田島の外見は劇画ちっくなゴリラ体型だが、ぽろんは実力派少女漫画家・種村有菜氏が描くだけあって、典型的な少女コミック風。
この見た目にもアンバランスな2人が、コメディタッチのストーリーで「TossSala」を宣伝していく。ざっくり言えば結婚3年目にしていまだメシマズなぽろん→その味に恐怖する江田島→「TossSala」を使えば食事がおいしくなったよ!といった流れだ。
勢いで突っ走るストーリー展開だが、本編でもめったに取り乱さない江田島がうろたえるシーンも多く、ネットの反応を見るかぎり「可愛い塾長を見れたから良し」「この企画通したの誰なんだwwww」「これはやばい」など、ファンに広く受け入れられているようだ。
ちなみに江田島塾長には、『男塾』世界では妻と死別した過去があり、息子がいることもわかっている。今回のコラボ漫画を再婚したと見るか、公式とは無関係なパラレル展開と見るかは人によって異なるだろう。
とりあえず絵柄の壮絶なギャップだけでも十分楽しめる作品になっているため、『男塾』未読の人もぜひ味の素公式サイトで読んでみていただきたい。