もはやオリジナルドラマ『華和家の四姉妹』感想

華和家の四姉妹 DVD-BOX 講談社の週刊モーニングで連載されていた『華和家の四姉妹』(柴門ふみ)のドラマが最終回を迎えました。TBSの日曜劇場で『JIN-仁-』の後番組でしたが、視聴率は第1話が最高の13.5%、平均では11.5%と低い結果に終わりました。

柴門ふみ作品は『東京ラブストーリー』『Age,35』『小早川伸木の恋』など、ドラマ化され人気となっているものが多いです。その意味でも『JIN-仁-』とガラリと変わりながらも、キャストなども含めて十分に練られた作品だったのではと思います。しかし盛り上がりに欠けるままで、最終回を迎えてしまいました。

漫画はタイトルそのままに、華和家の4姉妹がそれぞれ異性関係に苦労する様が描かれています。そこに浮気性の父親や、そんな父親を一途に愛する母親なども絡んで物語が展開していきます。漫画では4人姉妹それぞれにスポットが当たっていましたが、ドラマでは観月ありさの演じる次女の華和竹美がメインで話が進んでいきます。

視聴率としては低調な結果に終わりましたが、ドラマそのものは十分に満足できる内容だったと思います。ただ先に書いたことも含めて、内容は漫画とは大きくかけ離れていました。そうであれば最初からオリジナルで始めても良かったのではないでしょうか。

柴門ふみのネームバリューも、かつて程ではないはず。数字にどれほど貢献したかと言えば、ほとんど無かったと思います。むしろ原作として存在することで、制約が生まれてしまうことが残念です。オリジナルであれば他の3姉妹、藤子(吉瀬美智子)、桜子(貫地谷しほり)、うめ(川島海荷)も、もっと活躍させられたのではないでしょうか。パクリと言われないようにしないといけませんが、それこそ創意工夫の腕の見せ所かと。

さてDVDは来年1月6日に発売、現在予約受付中です。なぜこんなに離れているのか不明です。TBSから注文すると、オリジナル特典としてトートバッグが付くようですが、こんなに間を置いては逆効果ではないでしょうか。コミックスは全5巻ですが、ドラマと別物として楽しむのであれば、読んでおいても良いかもしれません。

【関連URL】
・TBS日曜劇場『華和家の四姉妹』サイト
http://www.tbs.co.jp/hanawake/

・講談社週刊モーニング『華和家の四姉妹』ページ
http://kc.kodansha.co.jp/content/top.php/1000002901

・TBS『華和家の四姉妹』DVD注文ページ
http://ishop.tbs.co.jp/tbs/org/drama/hanawake/dvd/-/ps_id/1648023/s_cd/0001/c_cd/35625

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。