今さら聞けない『ひぐらしのなく頃に』入門講座 ~原作編~

OVA ひぐらしのなく頃に煌 Blu-ray 完全生産限定版 file.01 [Blu-ray] ■祝!10周年――ロングラン同人ゲーム
少し気の早い話ですが、来る2012年8月に『ひぐらしのなく頃に』が10周年を迎え、OVA『ひぐらしのなく頃に煌』第1巻の発売で盛り上がっています。

『ひぐらしのなく頃に』は02年8月に同人サークルの07th Expansion(シナリオ/原画ともに竜騎士07)より発売されたノベルゲームです。ゲームなのに選択肢のない斬新なシステム、個性的な絵柄、そして何より圧倒的な恐怖で大人気を博しました。後に様々なメディアに名を連ねた『ひぐらし~』ですが、今更どんなゲームか知るのは大変です。

そこで【『ひぐらしのなく頃に』入門講座】として全三回の連載記事を用意いたしました。第1回はすべての原点、同人ゲームとしての「原作編」を解説させて頂きます。


■『ひぐらしのなく頃に』―あらすじ―

舞台は昭和58年、雛見沢村という寒村に引っ越してきた少年・前原圭一。愉快な仲間とともに楽しい日々を送る圭一だったが、村の歴史的な祭「綿流し」の時期を境に彼の世界は一変する。綿流しの日、一人が死に一人が消えるという「オヤシロ様の祟り」、様子がおかしくなっていく周囲の人々。人か祟りか、恐怖に苛まれる圭一の運命は……?

■日常・非日常・謎――引き込まれる世界観
『ひぐらしのなく頃に』がこれだけ人気な理由は「明るい日常の仲間たち」「ドン底の恐怖演出」「解けない『謎』」が挙げられるでしょう。

【明るい日常の仲間たち】
都会から来た圭一を迎えたのは人懐っこい村の風土と個性的な仲間でした。かわいい物好きな子、親友になれる男勝りな子、生意気で軽口をたたき合える子、神秘的で天然な子、その日常は常に幸せそのものです。

【ドン底の恐怖演出】
こんなに前半が幸せなのに、ストーリー後半はいつも血みどろの絶望と惨劇。そしてその演出の骨子は疑心暗鬼を煽ることにありました。誰が敵で誰が味方なのか……圭一だけでなく、プレイヤーも作品世界にぐいぐい引き込まれていきます。

【解けない『謎』】
本編中、なぜ登場人物たちが蛮行に至ったのか、すぐには明言されません。真相は解答編の終章まで明かされずに第1のシナリオ『鬼隠し編』が終わります。『鬼隠し編』の時点で真相に迫れたプレイヤーは100人中わずか1人だったといいます。後にこのエピソードから“正解率1%”というキャッチコピーが生まれ、ファンの間でも有名になりました。

■出題・解答・番外編――多彩なシナリオ群
『ひぐらし~』の原作と呼ばれるのは、同人ノベルゲーム作品で描かれた出題編、解答編、番外編の合計11シナリオです。原作の世界観をまず堪能したい人は、出題編~解答編までの8シナリオをプレイすると間違いないでしょう。特に有名な『鬼隠し編』は体験版として公式サイト(http://07th-expansion.net/hi_Main.htm)から無料ダウンロードすることができます。

【出題編】
・『鬼隠し編』『綿流し編』『祟殺し編』『暇潰し編』
→ 圭一をはじめ様々なキャラクターが寒村で起きるミステリー「オヤシロ様の祟り」に翻弄されます。謎は明かされないまま解答編へと続きます。

【解答編】
・『目明し編』『罪滅し編』『皆殺し編』『祭囃し編』
→ 出題編の謎を受ける形で徐々に真実が明かされていきます。「オヤシロ様の祟り」とは何か、それを回避する方法はないのか?……惨劇の裏側とともに“運命に対峙する”ことがテーマとして描かれます。

【番外編】
・『賽殺し編』『昼壊し編』『罰恋し編』
→ 解答編の後日談、また日常生活で発生したトラブルを描いたコメディ色の強い外伝作です。それぞれ特色があり、人気も高くすべてOVAの形でアニメ化しています。

次回、コミック編に続きます。

■関連URL
・07th Expansion公式サイト
http://07th-expansion.net/Main.htm

 

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