【名作再発見】今だから『キン肉マン』を語る – Ⅱ世編

キン肉マン2世 究極の超人タッグ編 18 (プレイボーイコミックス) 初代に続き、ここでは正統な続編『キン肉マンⅡ世』を紹介します。

【あらすじ】
二十数年前、死闘を制してキン肉星の王位を獲得した伝説の超人レスラー・キン肉マン(キン肉スグル)。だが後に生まれた息子・キン肉万太郎は、戦いを好まない軟弱な超人だった。
ほどなくして訪れた「新世代悪行超人」による侵略の危機に、キン肉万太郎も渋々ながら参戦。激しい戦いの中で万太郎は父親ゆずりの“火事場のクソ力”を徐々に目覚めさせ、正義超人たちの新たなリーダーへと成長していくのだった……。

【解説】

世はリメイクブーム。当時の名作と言われた作品は復活を遂げ、オールドファンたちが「あの作品の続きが読みたい」と声を大にしていた1990年代後半、掲載誌を週刊プレイボーイに移してキン肉マンは次世代『キン肉マンⅡ世』として復活しました。

1997年34・35号から読み切りを重ね、1998年19・20号より正式連載。「ヘラクレス・ファクトリー編」「d.M.p編」「一期生・二期生入れ替え戦編」「火事場のクソ力チャレンジ編」「超人オリンピック編」「悪魔の種子編」を中心として短編が数本、そして「倫敦の若大将編」を挟み、第2部の「究極の超人タッグ編」として装いも新たに連載スタートし、プレイボーイのWEBコミック化によって現在はWEBコミックとして連載しています。

アニメとしては、原作第一部の超人オリンピック編の途中までを描いた一期が2002年1月に始まり、都合三期まで放映されました。

キン肉マンⅡ世・キン肉万太郎を中心とした新世代超人(ニュージェネレーション)を主役として、旧世代超人たちも伝説超人(レジェンド)として登場。本作品はオールドファンの大きな期待を受けて連載され、一躍週刊プレイボーイの看板漫画として現在も続く長期連載となりました。

現在、WEBコミックに移行した本作は登録不要・無料で読むことが可能。究極超人タッグ編の決勝戦が展開されています。

時代は変わり、それでもまだ過去のキン肉マンを知っている読者にとって嬉しい伝説超人の登場は賛否両論ありながらも、やはりオールドファンにとって嬉しいものと言えます。いつの時代も「努力・友情・勝利」は心の合い言葉として存在し続けてほしいものです。

「萌え系」なんて言葉が氾濫している昨今、たまにはこんな「燃え系」作品を読み返して、熱い気持ちを取り戻してみてはいかがでしょうか。

【関連URL】
・週刊プレイボーイ コミックページ
http://wpb.shueisha.co.jp/category/comic/
(キン肉マンⅡ世など連載漫画を無料で閲覧できます)

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