ガンダム『鉄血のオルフェンズ』第一期終了&続編が明らかに!

人気アニメシリーズの最新作『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』が、3月27日をもって半年間(全25話)の放送を終え、さらに第二期の存在が明らかとなった。

『鉄血のオルフェンズ』はテラフォーミングされた火星から物語がスタート。大人に虐げられていた少年たちが伝説の機動兵器「ガンダム」を手に入れて独り立ちし、支配的な力をもつ集団「ギャラルホルン」など敵勢力と戦いながら地球を目指すことになる。彼らが地球へ送り届けるのは、火星で「革命の乙女」として知られる聡明な少女・クーデリア。彼女を地球まで守りぬいて独立交渉させるため、そして自らの居場所を見つけるため、少年たちは「鉄華団」の名のもとに逆境へ立ち向かう。

最終話では犠牲を出しながらも大団円を迎え、物語にひとまずの区切りがついた。そして放送終了時に「2016年秋 鉄華団、再び」と予告された。外伝的な作品になるのかOVAになるのかなど曖昧な発表だったが、ほどなくして関係者のツイートから「第二期」の存在が確定的となった。

ガンダムの新シリーズが継続するのは素直に喜ばしいことであるが、いくつか不安要素も散見される。

まずガンダム作品にしては極端に「戦闘のない回」が多く、しかもビーム兵器を使わない設定にしているため戦闘はほぼ鈍器による殴り合いがメイン。最初こそ新鮮味はあったが、ラストまで同じ調子だったため食傷気味になった感も否めない。ガンダムアニメは伝統的に、プラモデル(ガンプラ)の販促番組という側面もあるので、魅力あるメカ戦闘シーンを描くことは重要な課題だろう。

次に、少年たちが強大な武力集団に立ち向かうという基本ストーリーだが、ギャラルホルン側が考えなしに正面突撃、戦力の逐次投入(一般的に愚策とされる)を繰り返すなど非常に弱く、設定と実状が大きく乖離している点も気にかかる。一部ネットユーザーはこうした展開について「敵が接待してくれている」「イージーモードだな」などと揶揄していた。主人公サイドをヒロイックに描くためとはいえ、もう少し見せ方に改善の余地はあったと思われる。

倫理面では、少年の主人公が無抵抗な相手を躊躇なく射殺するシーンが序盤で描かれ、BPO(放送倫理・番組向上機構)に批判意見が寄せられたことがニュースとなった。ほかにも武装デモしている集団を被害者寄りに描いたり、主人公たちがヤクザ幹部と盃をかわし弟分になったりするなど、反社会的シーンが目立ったことに不快感を示す視聴者もいる。

そうした要素が重なったためか、日曜夕方5時という比較的恵まれた放送時間でありながら第一期の視聴率は低迷している。第二期を実りあるものにするために、今後さまざまなテコ入れに期待させてもらいたい。